NEC Orchestrating a brighter world
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大規模税務システムを刷新。信頼でつないだ「人と技術のNEC」。

大規模税務システムを刷新。信頼でつないだ「人と技術のNEC」。
Keisuke Y.

Keisuke Y.

2005年入社。「市民の皆様の役に立ちたい」という想いから、自治体向けシステムの導入を中心に公共分野の仕事に従事。現場、システム開発、そしてまた現場と経験を重ね、A市市税務システム再構築プロジェクトの全体責任者を務める。

Momoka T.

Momoka T.

2022年入社。新人研修後の初配属で入社と同時期にスタートした本プロジェクトに従事。現在は固定資産税家屋チームのサブリーダーとして、要件定義から稼働、保守に携わる。

Shoma S.

Shoma S.

2023年入社。新人研修後、本プロジェクトに配属。現在は管理チームとデータ連携チームのサブリーダーとして、データ連携システムの設計からテスト、導入、保守までを担当。

全国有数の人口規模を有するA市。NECは、同市の税務システム刷新と、自治体情報システムの標準化・共通化を同時に進める高難度のプロジェクトを完遂しました。それを実現したのは、世代や役割を超えて信頼し合うチームの力でした。今回はプロジェクトをけん引した3人へのインタビューから、挑戦を支える現場の姿をひも解きます。

標準化と刷新を同時に。大規模プロジェクトを支えた「人の力」。

税務システムは、市民生活と行政サービスを支える重要な基盤です。そのため、行政サービスを安定して継続しながら、新たな仕組みへ移行することが求められました。さらに本プロジェクトでは、国が進める自治体情報システムの標準化・共通化にも同時に対応する必要がありました。一般的な自治体システムの再構築は1~2年程度とされていますが、A市では業務範囲が広く、関係者も多岐にわたります。NECグループ内外からを含めて総勢人500人以上が参画し、4年に及ぶ大規模プロジェクトとなりました。

前例のない規模と複雑さに加え、長期にわたってプロジェクトを支える体制をどのようにつくるかも、大きな課題でした。プロジェクトを進めたKeisuke Y.は、立ち上げ当時を次のように振り返ります。

Keisuke Y.:プロジェクトの立ち上げ時には、「NECの自治体分野の総まとめをやるぞ」という覚悟で臨みました。しかし、難易度の高い案件であるがゆえに、お客様の期待に十分に応えきれない場面もあり、想像以上の厳しさに直面しました。さらに、4年に及ぶ長期かつ大規模なプロジェクトであり、既存の体制だけで走り切るのは難しいという課題も見えていました。そこで、新人がOJTを通じて主戦力へと育っていく方針を、プロジェクトの計画に組み込むことにしました。

こうした一人ひとりの成長と連携が、4年にわたる挑戦を支える力となりました。目の前の仕事に真摯に向き合い、周囲から学びながら成長する姿勢が、大規模プロジェクトの完遂につながったのです。

わからないことだらけの日々から、チームを支える存在へ。

この規模のプロジェクトを、既存のメンバーだけで乗り切るのは難しい──。そう見通したKeisukeは、新人がOJTを通じて主戦力へと育っていく方針を計画に組み込みました。その方針の中で現場に飛び込んだのが、新人研修を終え初配属されたMomoka T.とShoma S.でした。

Momoka T.:最初はプロジェクトの全貌についてイメージが湧かないまま現場に入り、言われたことをこなすだけでした。ちょうど要件定義が始まる時期で打ち合わせがとても多く、右も左もわからず不安でいっぱいでした。それでも先輩たちが業務を一から教えてくれて、少しずつ難しい作業も任せてもらえるようになりました。

Shoma S.:正直に言うと、一番の課題は周囲とのコミュニケーションでした。慎重な性格もあって、自分の知識が足りているかわからない中で、ベテランの皆さんに話しかけることに不安がありました。「自分の知識は足りているか」「こんなことを聞いて大丈夫かな」と考え込んでしまい、質問の準備に時間がかかることもありました。

不安を抱えながら現場に入った2人を前に進めたのは、自分なりに考え続ける姿勢と、チームに根付いていた支え合いの文化でした。

Shoma S.:先輩方のフィードバックを受ける中で、少しずつ知識が蓄積されていく手応えがありました。だからこそ、疑問をそのまま投げかけるのではなく、自分なりに調べて仮説を立ててから質問することを心がけました。それを続けるうちに自然と知識が増え、自ら答えを導き出せるようになりました。これは大きな成長だったと思います。

Momoka T.:忙しい中でも楽しんで仕事をしているチームの雰囲気と、先輩たちが優しく業務を教えてくれる文化に助けられました。ミスをしたときも責められることはなく、「どうして起きたか」「この先何をしなくてはいけないか」に重点を置いて話してくれる。まず「早くリカバリーしよう」と動いて、その後に原因と対策を考える。だからこそ、すぐに前を向けました。

2人の変化は、Keisukeの目にもはっきりと映っていました。

Keisuke Y.:Momokaさんがチームに入ってきたときの初々しい姿はよく覚えています。それが1〜2年で「Momokaさん変わったね」と同僚とも話題になるほど自発的に動けるようになり、後半には周囲を巻き込むまでに頼もしく変わっていきました。Shomaさんも、複数チームを横断する難しい役割の中で試行錯誤を重ね、チーム間の架け橋になって助け合いの輪を広げてくれました。

支えられる側だった若手が、任された仕事に向き合い、周囲に学びながら少しずつ役割を広げ、やがてチームを動かす存在へと変わっていったのです。プロジェクト3年目、2人はサブリーダーとしてチームを支える役割を任されました。

Keisuke Y.:任せる側、任される側、双方の信頼を重ねたことで、2人にも安心して業務を託せるようになっていましたね。メンバーを信頼できたからこそ、私自身も自分のやるべき仕事に集中できました。

挑戦を重ねて見つけた、自分らしい成長の形。

4年という時間は、3人に変化をもたらしました。若手2人は「自ら動く力」と「周囲を支える視点」を身につけ、Keisukeもマネジメントのあり方を見つめ直すなど、それぞれが新たな気づきを得ていきました。

Shoma S.:この4年で身についたのは「やってみよう精神」です。わからないことがあっても、最初から「できない」と思うのではなく、まず調べてみる、やってみる。その積み重ねで、新しいことにも一歩踏み出せるようになりました。プロジェクト期間中は本当に大変でしたが、最後まで関わったからこそ、この達成感を味わうことができました。まずは1つのプロジェクトをやり遂げることが、とても大切だと感じています。

Momoka T.:私の変化は「おせっかい精神」が芽生えたことですね。「困っている人はいないかな」と自然に周りを見るようになりました。後輩やチームメンバーに作業をお願いし、自分の仕事も進めながら相手の進捗も見て、困っていたら声をかける。そのバランスは最初とても難しかったです。でも、1人でできる作業量には限りがあると気づき、頼り頼られることの大切さを見直しました。私自身、本当にたくさん助けてもらってきたからこそ、今度は自分が周りを助ける番だと思えるようになりました。

そして、500人以上が関わる大規模プロジェクトに向き合う中で、全体統括を担うKeisukeにも変化がありました。

Keisuke Y.:私は「優しくなった」と言われるようになりました(笑)。多分それは、いろいろな人の考えや価値観に向き合うようになったからだと思います。これだけの人数がいれば、ズレや衝突が起こるのも当然です。それでも対話を通じて方向性をすり合わせ、一人ひとりを信じて任せる。そうしなければ、このプロジェクトの完遂はなかったかもしれません。大変な4年間ではありましたが、メンバーたちの表情はつねに明るく、互いに支え合いながら前向きに力を発揮できるチームになったと感じています。

4年にわたる取り組みの先にあったのは、単なるシステムの刷新だけではありません。大規模自治体の行政サービスを支える基盤を安定して移行すること、そしてその経験を通じて、次のプロジェクトを担う人材とチームの力を育てることでした。

この経験を次の世代へ。一人ひとりが、より大きな挑戦へ踏み出せる土壌をつくる。

大きなプロジェクトを通じて、それぞれに変化を遂げた3人は、すでに次の挑戦を見据えています。

Shoma S.:自分が経験したのは、まだプロジェクトの一部でしかありません。もっと広く全体を知りたいと思っています。今後も「やってみよう精神」で、自分の枠に閉じこもらずに挑戦を続け、いずれは幅広い領域に対応できるプレーヤーをめざしたいですね。これからも“自分らしさ”を大切に、一歩ずつ成長していきたいです。

チームの一体感に支えられてきたMomokaは、今度はその一体感を生み出す役割を見据えています。

Momoka T.:私は、プロジェクトマネジメントに挑戦したいです。今は本当にいいメンバーに恵まれていますが、別の顔ぶれでも同じような一体感をつくれるのか、という点にも関心があります。人によって力を発揮できる形は違うので、それぞれの個性を汲み取りながら、メンバーが心地よく働ける環境を整え、全体の成果につなげていく。そんなマネージャーをめざしています。

若手が育ち、チームが一つになった4年間。Keisukeはその経験を、このプロジェクトだけのものにするつもりはありません。

Keisuke Y.:今回のプロジェクトを通じて、NECグループの結束力とやり切る底力を実感しました。各職場にも、同じように頑張る仲間や、まだ見えていない可能性があるはずです。一人ひとりが自分の持ち場で一歩踏み出すことが、次の挑戦につながっていく。この経験を次の世代につなげ、誰もがより大きな挑戦へ踏み出せる土壌をつくっていきたいと思います。

※ 記載内容は2026年8月時点のものです

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