NEC Orchestrating a brighter world
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生体認証の価値を、世界へさらに広げる。APACの社会インフラを支えるNECの挑戦。

生体認証の価値を、世界へさらに広げる。APACの社会インフラを支えるNECの挑戦。

生体認証をはじめとする世界トップクラスの先端技術を駆使し、APAC地域の社会インフラを構築しているNEC。出入国管理など国家を支える大規模プロジェクトを担い、APAC各地で人々の安全やスムーズな移動に貢献しています。現場を担う3人が、テクノロジーで課題解決に挑むやりがい、その中で描くキャリアの魅力を語ります。

現地の課題を見極め、事業の答えを見出していく。APACで価値を届けるためのプロセス

NECがグローバル展開を加速させているデジタル・ガバメント(DG)とデジタル・ファイナンス(DF)事業。APAC地域では、世界トップクラスの精度を誇る生体認証技術を活用した国民IDや出入国管理システムなど、社会インフラを支えるソリューションを提供しています。その中でTakashi Y.は、経営企画として事業と組織の成長を支える重要な役割を担っています。

Takashi Y.:私は現在、シンガポールに拠点を置くNEC Asia Pacific社に出向しています。昨年度まで策定に携わっていた、同社の中期経営計画を実行することが私の役割です。具体的には、事業の成長に向けた新規ビジネスの創出や数値管理のほか、ビジネスユニットの統合に伴うPMIや組織基盤の強化などを担い、各領域のプロフェッショナルなメンバーと連携しながら事業を推進しています。

Takashiが描く戦略をビジネスの現場で実行し、技術を市場へとつなぐTiantian Z.。営業部門の第2DG事業統括部に所属し、さまざまな関係者を巻き込みながらプロジェクトを前進させています。

Tiantian Z.:私は主にシンガポール市場をはじめとするAPAC地域の事業推進を担当しています。予算管理や事業支援だけでなく、日本の本社が持つ先端技術を現地法人と一緒に、海外へ展開するためのプリセールスや新規事業開発など、役割は多岐にわたります。中でも注力しているのが、次世代出入国審査ソリューションの提案活動です。日本と海外の橋渡し役として優れた技術を現地のニーズに適合させることで、実際の導入や事業化へとつなげています。

そしてTiantianが進める現地での展開を、製品開発の立場から支えるKeisuke Y.。グローバルプロダクト統括部に所属し、生体認証技術を用いたソリューションを、自ら導入現場に立って開発しています。

Keisuke Y.:私はソフトウェア開発のリーダーとして、次世代出入国審査ソリューションを担当しています。これは空港などで、歩きながら顔や虹彩を認証してスムーズな搭乗や出入国を可能にするシステムです。単にコードを書くだけでなく、PoC(実証実験)の現場に立ち、認証精度を左右するカメラの位置や光量などを細かく検証・チューニングしています。そこで得たフィードバックを開発に反映し、より良い製品へと仕上げていくことが私の役割です。

異なる専門性を活かし、チームで連携しながら事業を推進している3人。APACを舞台にグローバルな業務と向き合う中で、それぞれが大切にしている価値観があります。

Takashi Y.:私は「海外だから」と特別な意識を持たずに仕事に取り組むことを大切にしています。地域や文化が違えば相互理解が必要になるのは、日本国内でも海外でも変わらないからです。相手の立場の理解に努め、感謝の気持ちを忘れず、自分の仕事に対する強いオーナーシップを持って行動することを心がけています。また、出向の立場だからこそ本社と現地の双方の視点を持ち、より良い意思決定につなげる役割を果たしたいと考えています。

Tiantian Z.:本社と現地では物理的な距離があるため、丁寧なコミュニケーションを通じて信頼関係を築くことを意識しています。その際に大切にしているのが、相手の立場や背景を理解した上で、関係者全員で共通のゴールを設定することです。APACの仕事では、現地法人、お客様、日本の開発部門、製品部門、事業部門など、多くの関係者が関わります。それぞれ見ている課題や優先順位が異なるため、単に日本側の考えや本社が持つ技術・ソリューションの強みを現地へ伝えるだけでも、現地側の要望をそのまま持ち帰るだけでもうまくいきません。

その中でとくに意識しているのは、「技術的にできること」と「現地で事業として成立すること」の両方をつなぐことです。現地のお客様の背景や課題を深く理解し、同じ目的に向かって意思疎通を図ることを心がけています。

Keisuke Y.:海外のビジネスは求められる要件の変化が非常に激しく、過去のやり方が通用しない場面が多々あります。たとえば、最初は認証精度が重視されていたプロジェクトでも、実際に進めると運用面の改善に対する要望が強くなるなど、状況は刻一刻と変わります。そのため、常に複数の解決策を準備し、新たなニーズが発生した際にも柔軟に対応できるよう、自分の考え方や開発プロセスを常にアップデートし続けることを大切にしています。

一つひとつの経験を糧に。目の前の仕事と向き合い、広げてきた活躍のフィールド

現在はAPAC地域での事業成長をめざし、異なる立場でプロジェクトを推進している3人。それぞれの想いを抱き、NECに新卒で入社しました。

Tiantian Z.:学生時代から、グローバルに活躍できる仕事がしたいという想いがありました。また就職活動では、日本企業が持つ優れた技術や製品を世界に展開する仕事に携わりたいと考えていました。その2つの希望に合致していたのが、NECです。民間・公共の両分野でソリューションを提供していることや、グローバル事業を拡大する明確なビジョンにも惹かれ、入社を決めました。

Keisuke Y.:私は大学時代に機械学習を研究しており、その技術を社会課題の解決に活かしたいと考えていました。数ある企業の中でも、NECは生体認証の分野で世界トップレベルの技術力を誇っています。この会社であれば、自分の培ってきたスキルを活かして安全・安心や利便性の向上に貢献できると考えました。また、技術を開発するだけでなく、お客様や海外拠点と連携しながら社会価値を創造できる環境があることも、入社の決め手になりました。

Takashi Y.:私は学生時代にNECのパソコンや携帯電話を愛用していたことから、プロダクトや会社に対してとても良い印象を持っていました。それをきっかけに事業について調べる中で、官公庁から民間企業まで幅広い顧客にソリューションを提供し、生体認証やネットワーク領域でグローバルにビジネスを展開していることを知りました。自分の手がける仕事を通じて、目に見える形で広く社会に貢献できるという期待感が持てたことが、入社の理由です。

それぞれ異なる年に新卒で入社し、キャリアを築いてきた3人。2015年に入社したTiantianは、国内営業として自動車メーカー向けのアカウント営業を担当。その後、社内公募を活用し、かねてより希望していたグローバル領域に自らの意志で踏み出します。

Tiantian Z.:入社当初は海外志向がありながら国内営業の担当となり、理想とのギャップを感じたこともありました。しかし、そこでお客様と日々真剣に向き合い、営業の基本や現場感覚を徹底的に培ったことが、今の自分を支える土台になったと実感しています。

希望の部署に異動してからは、文化や商習慣の違いに直面し、グローバルでのアプローチ方法を一から学び直さなければならない苦労もありました。それでも国内営業で築いた基礎の上に新たな経験が積み重なったことで、大きくスキルアップできたと考えています。

一方、2016年に入社し、顔認証の共通基盤となる開発キットの設計や国内のお客様向け製品の開発に従事してきたKeisuke。現在のプロジェクトに参画したことが、これまでの開発スタイルを一新する契機になったと話します。

Keisuke Y.:これまで携わってきた開発業務では、仕様変更や大きな方針転換はそれほど多くありませんでした。しかし、現在担当しているシンガポールなどのプロジェクトは、状況の変化が非常に激しく、求められる対応のスピード感もまったく異なります。

従来のやり方ではもう通用しない──そう痛感し、変化に対応できる柔軟な開発スタイルに変えていきました。その中で、開発だけにとどまらず自ら現地に赴いて作業する重要性にも気づいたのです。仕事への向き合い方をアップデートする機会になり、技術者としての成長につながっているのを感じます。

そして2009年に入社したTakashiは、国内での営業研修を経て、アフリカ地域で生体認証事業の提案から現地への導入・フォローまで一連の業務を経験。英語の苦手意識からコミュニケーションに苦労しましたが、ある失敗から考え方が大きく変わったと語ります。

Takashi Y.:若手の頃、私は英語での会話に苦手意識があり、現地メンバーとのやり取りもできるだけメールで済ませようとしていました。しかし、ある緊急対応の場面で電話会議中、相手の意図を十分に理解できていないまま話を進めてしまい、認識のずれから現地の仲間を怒らせてしまったのです。

振り返れば、問題は英語力そのものではありませんでした。相手を理解しようとする努力が足りず、わかったつもりになっていたことが原因だったのです。それ以来、わからないことは素直に確認し、会話後も認識合わせを徹底するようになりました。語学力以上に、相手を理解しようとする誠実な姿勢が信頼関係につながる。この学びは、今でもグローバルで仕事をする上での原点になっています。

課題に向き合い、粘り強く前進させる。難易度の高い仕事で発揮されるNECの強み

仕事での苦労や失敗を糧に成長を重ね、現在はAPAC事業の最前線で活躍している3人。経営企画として中期経営計画の策定やピボットに携わってきたTakashiは、議論の場で自身の強みを発揮しました。

Takashi Y.:私が中期経営計画の策定やその前段となる事業戦略の見直しに携わる中でもっとも難しいと感じたのは、「何で成長するのか」「どこをめざすのか」という事業の想いを形にすることでした。APAC事業では日々の業務やKPI達成に追われ、中長期の戦略策定に十分な時間を割くことが容易ではありません。

そこで私は数年にわたり、戦略を議論する文化づくりに取り組んできました。上司やAPAC幹部を含む多くの関係者の協力を得ながら、自らテーマやたたき台を用意して議論を生み出し、得られた意見や情報を戦略へ落とし込む役割を担ってきました。関係者は議論や情報提供に集中し、私はその内容を整理・構造化して形にする。そうしたサイクルを何度も繰り返すことで、徐々に熱量と当事者意識が高まっていったのです。その積み重ねにより組織として納得感のある方向性を見出し、中期経営計画として結実させることができました。

こうしてTakashiたちが描いた戦略にもとづき、現場での提案活動を担うTiantian。これまで培った交渉スキルを活かし、難しい局面でもプロジェクトを前進させてきました。

Tiantian Z.:私が担当している次世代出入国審査ソリューションにおいては、お客様の先にエンドユーザーがいます。こうしたパブリックセーフティ領域では、技術的な優位性を示すだけでなく、現場での使いやすさや運用のしやすさ、将来的なシステムの拡張性までを含めた、総合的な提案が求められます。

その中で重要となるのは、日本の本社が持つ技術の強みを理解した上で、現地と連携しながらお客様のニーズに合う形へと落とし込んでいくことです。日本の開発・製品部門と、現地法人やお客様との間に立ち、技術的条件、スケジュール、事業の収益性、現場の期待値など多岐にわたる調整を行わなければならないため、プロジェクトは簡単には進みません。それでも粘り強く議論を続け、PoCや提案活動を重ねることで、本格導入へと着実に近づいていることにやりがいを感じます。

Tiantianたちが現場でつかんできた顧客の声を形にするため、開発担当として試行錯誤を重ねてきたKeisuke。一時は事業存続の危機に直面しながらも、仲間と共に壁を乗り越えてきました。

Keisuke Y.:私が担当する次世代出入国審査ソリューションは当初、APACに限らず幅広い地域での展開を試みていました。しかし、思うような成果が得られず、プロジェクトは存続の危機に追い込まれてしまいます。そうした中、シンガポールなどの現場から「この製品をぜひ売りたい」という強い要望があり、特定のターゲット市場へリソースを集中させる大きな決断を下したのです。

そこからはTiantianさんや現地メンバーと密に連携しながら、お客様のニーズを分析し、開発へと反映していきました。そして、デモやPoCを通じて地道に技術の価値を証明し続けた結果、製品化への道筋を切り拓くことができました。可能性のある市場に絞って技術を落とし込んでいくなど、ビジネスの視点も養われた経験だと感じています。

さまざまな課題を乗り越えながら、多くの人が利用する社会インフラを構築していく──。その重要なミッションに取り組む中で、3人はNECだから発揮できる価値を実感しています。

Keisuke Y.:NECの強みは、現場に入り込んで実装までやり抜く伴走力です。現在のプロジェクトでも、認証精度の追求にとどまらず、実際の運用環境を想定してソフトウェアの改良からハードウェアの調整に至るまで、総合的な改善に取り組んできました。お客様と同じ目線で課題と向き合い、共に解決する姿勢が信頼につながっていると感じます。

Tiantian Z.:お客様から高く評価される、世界トップクラスの技術力が強みだと考えています。そして、その技術を社会実装へつなげる組織の連携力があることもNECならではです。研究部門、製品部門、現地法人が垣根を越えて一体となり、事業化を推進できる体制があるからこそ、難易度の高いプロジェクトにも挑戦できるのだと思います。

Takashi Y.:そうした強みを根底で支えるのは、1899年の設立から続く長い歴史の中で、先人たちが年輪のように積み重ねてきたノウハウです。メーカーからICT企業へと変化し、さらにAIの時代を迎える中で、その時々の挑戦や苦労が知見として今に受け継がれています。社内には多様な専門家がおり、人の輪をたどることで必要な知恵にたどり着ける。そのつながりが、新たな戦略やイノベーションを生み出す大きな原動力になっていると感じています。

事業の成長とともに、自らの可能性も広げていく。NECで描くこれからのキャリア

生体認証をはじめとするNECの先端技術を活用したソリューションの提供を通じ、社会に貢献するやりがいを感じている3人。その誇りを原動力に、これからも挑戦を続けていきます。

Tiantian Z.:直近の目標は、現在推進しているAPACでのプロジェクトを着実に拡大させていくことです。中長期的にはこの成功モデルを他の地域へも横展開し、生体認証だけでなくAIなどの先端技術を活用した新規事業を自ら創出したいと考えています。NECのコア技術を世界市場にさらに広げ、グローバル事業の成長に貢献していきたいと思います。

Keisuke Y.:今後は海外メンバーとの連携を一層強化し、プロジェクト全体を主体的にリードできる存在になることが目標です。そのためにも特定のお客様向けにとどまらず、業界全体で汎用的に活用できる製品を企画する視点も磨きたいと思います。技術とビジネスの両面から、より良い製品やサービスの開発を実現していきたいです。

Takashi Y.:APACには、自社IPを持ち、開発からデリバリーまで担いながら各国政府へ直接提案できるという、非常に恵まれた事業環境があります。そうした環境の中で、新たな柱となる事業を自ら創出していくことが目標です。そして将来的には、自身が培ったノウハウを次世代に還元し、組織全体の成長に貢献したいと考えています。

グローバルな舞台で、それぞれが描く目標に向かって前進していく──その過程で3人は、NECには多様なキャリアの選択肢が広がっていることを実感しています。

Tiantian Z.:先端技術を生み出す研究開発力と、それを社会実装へとつなげる事業フィールドの両方を持ち合わせていることが、NECの魅力です。事業の幅が広いからこそ自分に合うポジションの選択肢も多く、社内公募制度などを活用して主体的にキャリアを築くことができます。自身の強みを活かしながら、着実に成長できる環境だと感じています。

Keisuke Y.:私は入社2年目に、国内のグループ会社へ出向し、技術力を徹底的に鍛える経験をしました。私のようにまず国内で基礎を固めてから、海外に挑むというキャリアの歩み方もあります。また、営業や企画など多様な職種と連携して働くため、経験やスキルの幅を広げられることも魅力です。

Takashi Y.:NECの魅力は、幅広い事業領域と多様なキャリアの選択肢があることだと思います。国内外を含めて戦略立案から事業運営、社会実装までさまざまな活躍のフィールドが広がっています。実際に経験を積む中で新たな興味や可能性に出会い、自分自身の視野が広がることも少なくありません。多様な挑戦の機会を通じて、自らの強みや志向に合ったキャリアを主体的に描いていけることが、NECならではの魅力だと感じています。

※ 記載内容は2026年7月時点のものです

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