NEC Orchestrating a brighter world
NEC Orchestrating a brighter world

NECの技術力でIT課題を伴走支援。マネージャーとして活躍するコンサルタントの挑戦。

コンサルティングサービス事業部門に所属するY. O.。ITベンチャーや外資系コンサルティングファームで経験を積み、2021年に日本電気株式会社(以下、NEC)へキャリア入社しました。マネージャーとしてチームをけん引する一方で子育てにも励むY. O.が、NECでコンサルタントとして働く魅力を語ります。

大企業の安定性と変革のダイナミズム。育児と両立できる理想の環境を求めてNECへ

コンサルティングサービス事業部門のテクノロジーコンサルティング統括部は、IT戦略やITアーキテクチャ、データ・クラウド活用、ITガバナンス、セキュリティまで、幅広い専門知識を活かしたコンサルティングを提供する組織です。その中でも私が所属するIT構想グループでは、IT構想の策定やPMOを中心とした支援を行っています。

NECのコンサルティングの強みは、IT企業として培った高度な技術力を活かせることです。その強みを軸に、お客様をご支援させていただいています。またマネージャーとして部下を育成することも重要な業務となります。

私はNECにキャリア入社する以前、3社で経験を積みました。新卒で外資系メーカーに入社し、営業職を担当。しだいに他の職種に挑戦したいという想いが芽生え、第二新卒でITベンチャーに転職しました。ITベンチャーを選んだのは、学生時代インターンシップを経験した際、いつかベンチャー企業のような変革の多い刺激的な環境で働いてみたいと感じていたからです。そこでは企画営業やWebマーケティングなど幅広い業務に従事しました。

転機となったのは、当時の女性上司との出会いです。その方は戦略コンサルティングファームの出身で、新規事業の企画を担っていました。私もサービスを運用する側ではなく創造していく側になりたいと、キャリアチェンジを決意。28歳の時に外資系コンサルティングファームへ転職しました。

その会社では、製造業を中心としたビジネスコンサルティングに従事しました。そして2020年には第一子を出産し、半年間の産育休を取得します。出産をきっかけにあらためて自身のキャリアについて考え直していたところ、NECの求人を見つけました。

大企業としての伝統と安定性がありながら、かつてない変革に取り組んでいることに魅力を感じました。また、2019年にDX専任組織を立ち上げて戦略を発表したこと、そして、「ビジネスモデル」「テクノロジー」「組織・人材」を主軸としたコンサルティング起点のビジネスを開始したことも大変興味深かったです。前職のコンサルティングファームでの経験を活かせることもあり、内定後にすぐに入社を決めました。

私が入社した2021年は、まだ組織として動き始めて間もない時でした。入社から3年半が経過した今では、700人規模にまで拡大し、25年度には1,000人まで増やす方針でコンサルタント人材の強化が進められています。

メンターへの相談をきっかけに見えたキャリアの方向性。相談しやすく働きやすい環境を活かして

私がNECで実現したいと考えていたのは、前職での経験を活かしながら、自分の市場価値を高められる仕事に継続的に挑戦することです。ただ、コンサルタントとしての自身の価値をどのように継続的に高めていけばよいのか、今後のコンサルタントとしてのキャリア構築をどう進めるべきか、悩んでいました。

そこから自身のキャリア構築の方向性が開けたのは、NECでのキャリア支援があったからです。社内でメンター制度の取り組みがあり、その取り組み内でマッチングしたメンターに、キャリアの方向性の見つけ方について相談したところ、大変実践的なアドバイスをもらいました。そのアドバイスを素直に実践しているうちに、どんどん自分のやりたいことや進みたい方向が見えるようになりました。

このようにNECには、キャリアについて相談し、実現できる環境があります。みんなオープンマインドで親切なので、あとは個人個人でどのようにこの環境を活かしていくかが重要であると考えます。私自身もマネージャーという立場として、部下がいつでも気軽に相談できる存在になることをめざしています。

具体的には週1回以上の1on1を行い、部下に対する理解を深めています。その中で意識しているのは、一人ひとりに合ったアドバイスを行うことです。それぞれの得手不得手をしっかりと把握し、その人のペースで着実に成長していけるような支援を心がけています。

プライベートでは育児をしていますが、柔軟な働き方ができるNECの環境はとても魅力的です。リモートワークと出社の併用や、コアタイムなしのスーパーフレックス制度を活用することで、仕事も育児も充実させることができています。

ほかにも働く環境の特徴として、メンバーの多様性が挙げられます。20代から60代まで年齢層も幅広く、バックグラウンドもさまざまです。コンサルティングファームや他のSIerから転職した人、NECの他部署からキャリアチェンジした人など、多様な経験を持つメンバーが集まり、互いのナレッジを共有し合っています。定期的に組織横断での会議も開催し、各自が担当しているプロジェクトについて勉強会形式で共有する機会もあるなど、個人としても組織としても成長できる環境があると感じます。

社内のアセットを活かし、NECならではの価値を提供。コンサルタントとしての成長を実感

数多くのお客様に伴走支援させていただいた事例の中でも、“顧客とのスコープ調整”は、プロジェクト推進において大変重要な要素であると思います。その際に私が大切にしているのは、クライアントファーストの精神です。クライアントの要求に予算内で最大限応えられるようにタスク設計をし、合意を得ながら進めることで、お客様のニーズを満たすことができると感じています。

また、AIを活用したコンサルティングも印象に残っている事例の1つです。お客様の課題を解決すべく、社内のAI専門家と連携の上、一緒に検討を進めることでTo-Beを描くことができました。

こうして社内のアセットを活かし、IT構想からソリューションの提案、さらに運用・保守まで一気通貫で伴走支援できるのは、NECならではの価値です。私自身、サービスを企画する立場になりたいと考えてコンサルタントの道に進んだ経緯があるので、構想段階から携われることに大きなやりがいを感じています。

非定型タスクを自分の裁量で能動的にこなしていくことは、とても難易度が高くチャレンジングですが、その分コンサルタントとしてスキルアップできているのを実感します。

プロフェッショナルとしてのスキルとマネジメント力を磨き、女性コンサルタントのロールモデルに

今後の短期的な目標は、ITアーキテクチャ領域のコンサルティングスキルを磨き、コンサルタントとしてレベルアップしていくことです。また、多くの業務はITと関係しているので、ITアーキテクチャだけでなく、もともと得意とするビジネスアーキテクチャでも力を発揮し、より規模の大きな案件を獲得できるようになりたいと考えています。

ただし大型案件が獲得できても、自分と一緒に仕事がしたいと思ってくれるメンバーがいなければ実行できません。そのためマネージャーとして部下との信頼関係を構築し、慕われる存在になれるよう、これからも成長し続けたいですね。高度な専門スキルはもちろん、部下を育てて組織をまとめるマネジメント力も磨いていきたいと思います。

そして将来的には、大規模プロジェクトのプロジェクトマネジャーとして複数のチームを統括する立場になることが目標です。コンサルティング分野において、女性管理職のロールモデルの1人になることができればと考えています。

私自身も無意識のうちに「女性だから」という言い訳をつくり、自分の可能性を制限してしまっていた時期がありました。女性ならではのアンコンシャスバイアスを取り除くことは、ポテンシャルのある人材の採用における機会損失を防ぐことにつながり、事業全体にとってプラスになるはずです。また、アンコンシャスバイアスを取り除いてやりがいのある仕事に挑戦していくことは、その人にとっての自己実現にもつながると思います。

最後になりますが、NECのコンサルタントに向いていると思うのは、自分で考えて能動的に行動できるセルフスターターの人材です。そして組織に最適化されず、自分の市場価値を高めるために、まだまだ発見されていないNECに眠っているチャンスを自ら見つけ出し、挑戦を好む人が向いていると思います。なぜならNECには、それを良しとする風土があるからです。

キャリアを広げるために挑戦でき、ワークライフバランスも大切にできる。そんなNECの環境を活かし、仕事だけでなくプライベートも含め、後で自分に言い訳しないためにもやりたいことを思いっきりやっていきたいと思います。

※ 記載内容は2025年1月時点のものです

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