ローカル5Gという未知の領域に
挑戦できることに惹かれてNECへ。
以前は外資系の電機メーカーの日本法人に勤務。キャリア向け通信機器の製品企画に携わっていました。国内の通信事業者の顧客と協議し、必要な機能を満たす製品仕様を策定。そして海外の本社の開発側とやりとりして製品を形にし、顧客に提供していくことがミッションです。しかし、あくまで製品のロードマップを定めるのは本社であり、それをベースに顧客の要求に沿って製品の仕様を決定していく。日本法人側で意思決定できる余地は小さく、次第にそうした状況に物足りなさを感じるようになりました。製品のロードマップを策定できる立場で、将来どのようなソリューションを展開していくのかを企画するところから関わりたい。そんな思いから転職を考えるようになりました。
自ら主導権をもってビジネスを行うためには、やはり外資系の日本法人ではなく日系企業に身を置くべきではないか。そう考えているときに出会ったのがNECでした。NECは日本の典型的な大企業というイメージで、最初から興味を持っていたわけではありませんでした。しかし「ローカル5G」という新事業を担う人材を求めていて、通信機器を扱った前職の経験を活かしながら、未知の領域にチャレンジする面白さも味わえる。そして自分の手で新しいソリューションを創り出せるチャンスもある。そこに大きな魅力と可能性を感じ、NECへの転職を決めました。
ローカル5G実現のため。
自分が送り出した製品がスタンダードになる。
ローカル5Gとは、企業や自治体などが特定のエリアで構築運用できる専用の5Gネットワーク。このローカル5Gによって、たとえば工場内に先進的なIoT基盤を実現できるなど、ビジネスに革新をもたらすことができるのです。NECはいち早くこのローカル5G事業に進出し、ネットワーク構築のためのコンサルティングからインテグレーションまでをトータルに提供しています。私はその中で、ローカル5Gに必要な制御装置などの機器を製品化する業務を担っています。
ローカル5G事業はまだ立ち上がったばかりであり、さまざまな企業からネットワーク構築のオファーが寄せられています。お客さまの要望を踏まえて、開発側と協議して仕様が決まった機器を社内の関連部署や国内外のベンダーと折衝しながら製品化。そこからお客さまに供給するまでの一連のプロセスを構築・遂行していくことが私のミッションです。仕様に疑問点があれば、さまざまな関係者とコミュニケーションを取って解消し、品質に問題のない製品をリリースするために奮闘。また、昨今の世界的な半導体不足で入手スケジュールにインパクトを与える事態にも直面し、その都度対応策を考えていかなければなりません。しかし、私が社会に送り出した製品が、これから本格化するNECのローカル5G事業のスタンダードになる。そこに大きなやりがいを感じて仕事に取り組んでいます。
NECに根づき始めた変革のカルチャーの中で、
自分も挑戦を重ね続けていく。
入社前の面接時から「NECはいま変革が大きなテーマだ」と聞いていました。実際NECの一員となったいま、日々それをピリピリと肌で感じています。社内全体に、新しいことにチャレンジしていこうという気概に満ちているのです。イントラネット上には、経営ボードメンバーからの「NECはグローバルベンダーとしてこれから世界を相手に戦っていく」という気概のあるメッセージが発信され、明確なビジョンが打ち出されています。NECは世界で勝ち抜く日本企業の一社になる。むしろ、自分たちがそれを実現していきたい。転職してあらためて、そう実感しています。
いま私が携わっているローカル5G事業も、まさに「世界で勝ち抜く」事業のひとつ。世界で大きな市場を獲得できる可能性を秘めています。ローカル5GにおけるNECの強みは、コアから端末までネットワーク構築に必要なリソースをすべて持っていること。ローカル5Gを実現するための機器やシステムは、作り出そうと思えば何でも製品化できる。それは仕事の醍醐味にもつながっているのですが、その強みを最大限に発揮するためには、社内の連携をいっそう強化していく必要がある。社内を見渡すと連携がまだ不十分なところもあると感じていて、私を含めグループ全体でその役割を果たせればと思っています。そしてゆくゆくは、ローカル5Gによる新しいソリューションを企画するところから関わり、広く社会に展開していきたい。変革を推進するカルチャーの中で、私もチャレンジを重ね、NECのさらなる成長に貢献したい。自分の挑戦を、NECが世界で勝つための原動力にしたいと思っています。
私自身、新型コロナウイルス感染症が拡大する中でNECにキャリア入社しました。人によっては入社後の働き方や出社など、不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、NECの在宅勤務システムはたいへん完成度が高く、オンラインでのコミュニケーションも活発。実際の業務に入ってからも、まったくストレスを感じることなくチームにジョインすることができましたので、安心してご入社ください。