NECには、幅広い興味を追求し、
挑戦できる土俵がある。
大学では、コンピューターを駆使し幅広い領域を学びたいという思いから、環境情報学部に入学しました。そこではプログラミングから動画作成、認知科学、そして当時盛り上がっていた遺伝子分野まで、自分が興味をもった分野をコンピューターを使って幅広く学ぶことができました。こうした大学時代の学びから、これからはソフトウェアが重視される時代になると考え、SEやSIを目指せる会社を中心に就職活動を行いました。その中でNECを志望した理由は、ネットワークをはじめとした事業領域の幅広さに魅力を感じたからです。自分自身ものづくりが好きで一つのことを極めるというよりは、社会に幅広く大きな影響を与えられることに挑戦していきたい思いを持っており、そこがNECとフィットしたのだと思います。実際に入社しNECには様々なことにチャレンジできる土俵があると感じています。さらに、以前クライアントから「NECって最後までやりきる会社だ」と言っていただいたことが印象に残っています。何があっても最後までお客さまに寄り添うといったNECの姿勢は、自分が働く上でのモチベーションになっていると感じます。
様々な開発を通し培った経験が
幅広い領域で活躍ができる人材に。
入社後、Webインテグレーション事業部に配属されました。ここでは、ウェブの技術を使ったシステム開発を行っており、特定の業種に絞らず幅広い領域を経験することができました。初めは、製造業のエンドユーザー向けサービスのシステム保守開発で、お客さまから要望を伺いながらシステムに反映させる業務に従事しました。その後、新規の自動車系システム開発に携わり、1年目からインフラ構築を担当したほか、アプリケーション開発の設計、コーディング、テストまでの一通りの業務を経験しました。計画的に人材育成を行っていただいたことにより、自ら試行錯誤する余裕を与えてもらえていたと思います。
2005年からは社内のエンジニアリングを担当する事業部に異動になりました。業種横断のソフトウェアエンジニアリングを推進する部門で、システム開発の生産性・品質向上に向けた各種施策に携わりました。1つの施策に長く携わる方も多い中、アプリケーションフレームワークやテスト、ドキュメントチェック、CI/CD、コンテナなど様々な施策に関わることができました。
施策ごとに特徴は異なりますが、社内全体に理解してもらうためにサンプルや教育コンテンツを作成し、利用していただける工夫をしました。また、エンジニアリングを担当する上で、プレゼンテーションは開発と同等に必要となるスキルだと感じます。元々、プレゼンはあまり得意ではなかったのですが、この経験を通して鍛えられたと感じています。
社外への出向から社内の大きなプロジェクトまで
幅広くNECの技術を支えてきた。
2018年からはお客さまからご要望をいただいたこともあり、 ITコンサルティング企業のCI/CD・コンテナの活用促進に向けたプロジェクトへ、出向という形で携わり、立案・開発を行いました。初めて社外に出たことで、客観的にNECを見ることができただけでなく、お客さまの目線に立つことで、お客さまが何を注視し必要としているかを、肌身で感じることができました。同業他社の方と会話する機会もあり、NECの強みを改めて感じることができました。
1年間の出向を経て、現在は NECグループ内のソフトウェア開発環境を提供するサービスを担当しています。ソフトウェア開発において開発者が共通で利用する機能(ソースコード管理や、チケット管理、テスト環境等)をすぐに利用できる環境として提供するサービスを提供しています。グループ会社も含め多くの方が使用する大規模なサービスのため、問題が起きると社内に及ぼす影響も大きく、責任とともにやりがいを感じています。
社内外からNECを見てきたからこそ
NECはまだまだ変革できる。
現在携わっているサービスでは、NECグループ全体で活用している開発環境サービスとして蓄積してきた情報があります。これを活用し、将来を見通せるような取り組みをすることができるようになったら、もっと世の中を幸せにできると考えています。NECだからこそ持っている情報を活かし、それをもっと有効に使うことでより良いものを提供していきたいと思っています。
また、NECの課題として、これまでのキャリアを通して社内からも社外からもNECをみてきたからこそ思うことがあります。それは、失敗に対する考え方の変革が必要であるということです。これからの時代では「上手に失敗する」だとか、「失敗してもいいようなコントロールをする」といったようなやり方が求められると考えています。 NECの社員は真面目と評価されることが多いものの、「失敗してもいい」というメンタリティは今後のNECに必要なものだと考えています。加えて、「遊び心」を持つことも大切だと考えています。使ってわくわくするものをつくるといったような価値観やセンスは、自分自身も今後身に付けていきたいです。
NECは柔軟に変革ができる企業です。今後も自身の経験を生かして、NECをよりよい企業にするために社内の変革に携わっていきたいです。