NEC Orchestrating a brighter world
NEC Orchestrating a brighter world

女性SEとして進む。IOTが変える金融ソリューション。

村尾 彩恵

SE職
エンタープライズビジネスユニット
金融システム統括部

村尾 彩恵

高校時代に学んだプログラミングの授業がきっかけで、発展するIT業界への道を志す。幅広い領域に挑戦することができると考え2016年にNECに入社。現在は金融システムの開発プロジェクトを担当。

※2023年4月公開。所属・役職名等は取材当時のものです。

情報という価値で、
一つの分野だけではなく、幅広い領域に挑戦できる環境。

高校時代に情報の授業があり、そこでプログラミングを学ぶ機会がありました。これまでの数学や英語といった授業と違いとても新鮮で楽しいと感じました。今後、IT業界が発展していく兆しも強かったので、大学は情報学部に進み、IT系の知識やプログラミングを積極的に身につけようと学びました。就職活動のタイミングでは、手に職をつけて活躍したい気持ちが強かったので、大手Sler、ベンチャー、色々な企業を見ていました。そんななかで、大学内での企業説明会でNECに入社した先輩や社員の方とお話しする機会がありました。その時の先輩方の人柄の良さを感じましたし、そして何より、一つの分野に特化する強みもありながら、宇宙から観光まで幅広い領域に挑戦できると感じNECへ入社を決めました。また、NECには、結婚・出産を経て3児の母親であるにも関わらず部を統括しているような方もいらっしゃると知って、女性としてこういう働き方もできるんだなと、とても心強かったです。

新人で抜擢された大規模プロジェクトのサブリーダー。
そこで見えた、社会価値とチームの後押し。

入社すると、金融系のお客さまの既存システムの保守などを担当しました。やがて、そのお客さまが新たに取り扱う外国為替システムの開発プロジェクトのサブリーダーを担当させていただく機会を得ました。このプロジェクトは海外は中国、国内では北海道の開発者と共に進める大規模なもので、コミュニケーションに苦労する部分も多かったのですが、開発の要件定義からリリースまで一通りを経験することができました。またリリース後に新聞に取り上げられるなど、苦労した甲斐があり、自分の携わった仕事が社会に通じている部分が見える、とても良い経験ができました。

まだ若手ながら、大きなプロジェクトに抜擢していただき、その中で挑戦や失敗もできるフォロー体制をちゃんと組んでくれる。新人に任せながら見守るということは周りの人間も負担がかかると思うのですが、それができるのがNECらしさだと感じます。

自ら手を挙げ挑んだ新規事業プロジェクト。
さらなる自己成長を目指して。

入社から携わってきたプロジェクトが落ち着き、安定的に保守開発を繰り返す期間が続いていたこともあり、自分自身に開発の経験がまだなかったので、今後のSEとしてのキャリアも考えた上で新規事業プロジェクトに自ら手を挙げアサインしていただきました。

これまで経験のなかったアジャイル開発を経験することができ、さらにエンドユーザの操作性、UI設計に至るまでデザイナーと議論を繰り返し、これまでにない新しい視点でシステム開発に携わることができました。

その後、担当していた銀行への出向も経験し、お客さま側の視点からもプロジェクト(システム開発、運用)の流れを経験することができました。

実際に、自分が携わったシステムを使用したお客さまから、使いやすくなったというお言葉を頂くとSEとしてやりがいを感じます。

女性SEとしてのロールモデルを目指して。

2023年の4月で、入社から8年目を迎えます。キャリアも中堅に差し掛かり後輩も増えてきました。だからこそ、就活当時、私がNECで活躍する女性キャリアの姿に心強さを感じたように、今後は自身が女性SEとしてのロールモデルになりたいです。実際に、私が入社したばかりの頃は、NECで配属された部署に女性SEの方はほとんどいませんでした。色々なライフイベントを経ても活躍していく女性が一人でも多く身近にいれば、SEとしてキャリアを積んでいくための参考になると考えています。すべての人が働きやすい環境をつくるために、まずは自分がSEの道で輝いて行きたいです。

My favorite CoV

「組織はオープン、全員が成長できるように」という価値観を最も大切にしています。システムエンジニアとして様々な方と仕事をする上で、チーム全体が一致団結して推進するということが非常に重要だと感じています。誰かが問題提起をしたら全員で考え横展開すること。作業で遅延が発生したら全員で協力してリカバリすること。課題をオープンにし、全員が自分事と認識して考え、行動することで個々の成長にも繋がると思っています。

CoV:「Code of Values」。NECグループ共通の一人ひとりの価値観・ふるまいを示した行動基準

CAREER STEP

2016

金融システム統括部 大手銀行様向け外国為替システムプロジェクトに従事

大手銀行様向けの外国為替システムの開発を経験。大規模プロジェクトのサブリーダーを経験し、オフショア(中国)の開発者と協力し、要件定義からリリースまでを経験。全国紙の経済新聞に担当したシステムについての記事が掲載された時には、自分の仕事の世の中への影響を実感することができました。

2019

金融システム統括部 大手銀行様向け新規事業プロジェクトに従事

自ら手を挙げ、新規事業プロジェクトにアサインされました。少人数で短期間で要件定義から構築、リリースまでを実施するという難しさがありましたが、初めてアジャイル開発を経験したり、デザイナーと協議をしてWEB画面制作を行ったりと新しい視点でのシステム開発の経験が出来ました。

2020

金融システム統括部 地方銀行様向け営業店システムプロジェクトに従事

金融システム統括部では、様々な部署を経験し視野を広げる目的として若手社員(3~5年目)の部署ローテーション制度があり、1年間地方銀行様向けの営業店システムプロジェクトに従事。書類で行っていた諸手続きをタブレットを使用しての申請に変更したいというニーズから、お客さまと二人三脚で提案からシステムリリースまでを短期間で完遂。

2021

金融システム統括部 大手銀行様向け営業店システムプロジェクトに従事

大手銀行様向けの営業店システムプロジェクトに従事。営業店で行員が使用している専用端末の開発を行いました。

2022

大手銀行に出向

お客さま先である大手銀行様の営業店システム部門に出向。長期にわたって検討・開発を続けていた大規模プロジェクト(次世代営業店システムのリリース)をお客さま側の立場として完遂。システム開発と導入に関してユーザ側としての苦悩や現場の声を直に聞くことが出来とても良い経験となりました。

2023

金融システム統括部 大手銀行様向け営業店システムプロジェクトに従事

元の所属元である金融システム統括部の営業店システムプロジェクトで、銀行出向時にリリースした案件の追加開発等を担当。実際にシステムを利用していた現場を見て来たからこその視点で提案や開発ができることにやりがいを感じています。

Q&A

Q

現在のお仕事内容の概要

A

大手銀行様向けの営業店システムの開発プロジェクトを担当。金融システムの中でも営業店システムは、実際のエンドユーザーへの影響が最も大きいミッションクリティカルなシステムだと思っています。現行の保守はもちろんの事ですが、今後はペーパレスやオンライン手続きの移行等、お客さま側もデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しているためNECとしてどう提案していけるのかお客さまと協力しながら検討しています。

Q

現在のお仕事のやりがい

A

実際に営業店で、自分が携わったシステムを使用しているお客さまから使いやすくなったというお言葉を頂いたときにはシステムエンジニアとしてのやりがいを感じます。 また、金融システムは社会に与える影響が大きいので自分の携わった案件がメディアに取り上げられることが多くやりがいを感じると共に気持ちが引き締まる思いでいます。

Q

現在のお仕事の成功体験

A

長期にわたって検討・開発を続けていた大規模プロジェクトを完遂した際、大規模であったにもかかわらずノーミスでのリリースであったということもあり、「さすがNECだね、信頼しているので安心できます。」とお客さまからお褒めの言葉を頂いたのが大変印象深く感じています。

Q

現在のお仕事の難しい点

A

お客さまの立場を経験したからこそ、システムとしてこうして欲しいというお客さまの要望に対し、技術的やコスト面から現時点ではすぐに形にできなかったりするところは歯がゆさを感じることがあります。また、金融業界は日々法律や事務が目まぐるしく変わるため情報のインプットは欠かせません。お客さまもIT分野の知識が豊富な方が多いため、常にアンテナを張って、情報をアップデートしています。

1日のスケジュール

8:30

出社

出社後、メールチェック。フレックス出社やテレワークをする同僚もいます。

10:00

客先打合せ

現在推進中のシステム案件の要件定義のお客さまとの打ち合わせを実施。実際に客先で打ち合わせをすることもありますが、最近ではオンラインで打ち合わせをすることが増えて来ています。

12:00

同僚とランチ

同期や先輩と会社近くでランチ。
会社の近くは美味しいお店がたくさんあるので日々攻略中です。

13:00

開発者とのミーティング

お客さまからの要件に対し、どのようにシステム開発していくか開発方針などを社内でミーティングします。

15:00

設計書レビュー

開発担当者が作成した設計書やソースコードのレビューをします。要件とシステムが整合取れているかここでの確認が重要になってきます。

17:00

退社

残タスクはないか、スケジュールに遅延はないかを確認。チーム内のメンバーの進捗もヒアリングして次の日以降の計画も立ててから退社する様にしています。

private

private

平日はデスクワークが多いので、休日は体を動かしてリフレッシュしています。
社会人になってからは、大学の友人から誘われて登山が趣味になり、関東近郊の山に挑戦したり、麓のキャンプ場でキャンプをしたりアウトドアを楽しんでいます。また、最近では元々野球観戦が好きだったこともあり部署の草野球チームに勧誘され、初心者ながらプレイヤーとして同僚と野球を楽しんでいます。

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