NEC Orchestrating a brighter world
NEC Orchestrating a brighter world

世界で勝ち抜くために。インドから、NEC発のロールモデルを。

砂村 佳彦

事業開発・企画職
グローバルビジネスユニット
グローバル戦略本部

砂村 佳彦

2002年に新卒でNECに入社。高校3年間をニューヨークで過ごした経験を活かし、グローバルな業務に従事。5年間のインド駐在後に転職。外資系企業と大手流通小売企業でグローバルな経験を積む。そして2020年9月に再びNECへ入社。現在は部署での業務に加え、自身の外での経験を活かし若手社員の育成にも携わる。

※2021年10月公開。所属・役職名等は取材当時のものです。

自分のキャリアの原点になった、
NECとインドとの出会い。

新卒でNECに入社したときは、事業の仕組みを理解するために複数の事業部と関わりを持つ部署を希望しました。海外営業と本社財務の間に立ち、海外への通信インフラ設備の拡販後押しを行うベンダーファイナンスや、海外向け大型案件の債権回収を支える業務を担当。上層部の経営会議に参加し、債権回収計画の策定にも携わりました。

さらに営業の最前線を経験したいと考え、海外営業部門に異動。インドで携帯電話を普及させるため、通信インフラを支える無線装置を携帯電話オペレーター向けに営業していました。当初2年間は日本から出張ベースで営業経験を積み、その後インドに渡り5年間ムンバイに駐在。当時ムンバイの拠点は、私と現地スタッフ4名の小さな支店でしたが、業務の領域を広げるために法人化を行い、財務・人事といった拠点を運営する仕事も経験することができました。

帰国後、さらに経営の視点を養いたい、自らがインドで事業を立ち上げたいという気持ちが強くなり転職を決意。外資系機械メーカーを経て、国内の大手流通小売企業に入社しました。フィリピン、ベトナム、インドネシアを担当し、現地の大手財閥を相手に出資や提携の交渉をまとめたり、収益拡大に向けて現地スタッフと共に汗をかきながらプロジェクトを実行に移したり。心が震えるほどの刺激的な経験をすることができました。でも、やはり私の原点は厳しいインドでのビジネス経験にあります。インド人との緊張感のある交渉や現地スタッフとのコミュニケーション。拠点の運営で養われたマネジメント能力など、私のキャリアを支える原点は、NEC、そしてインドにあると言っても過言ではありません。

日本からインド、インドから世界へ。
世界を支えるインフラを構築する。

NECを退職してから7年。正直、再びNECで自分が働くことになるとは想像もしていませんでした。以前のNECならば、キャリア入社の方はおろか、一度辞めた人間が戻ってくるというケースは、ほぼ皆無でした。ですから、自分に「戻ってこないか」と声をかけていただいたときは、「嘘だろう!?」と驚いたのを覚えています。しかし、自分なりに改めてNECについて調べたり、実際に経営幹部に会って話すことで、驚きは確信に変わっていきました。NECは本気で変革に取り組んでいる。その事実を肌で感じたことが再入社を決意する決め手になりました。

以前にも増してNECの事業は多岐に渡り、グローバルなフィールドで展開されています。私が入社しているグローバル戦略本部では、世界中の拠点と本社をつなぎ合わせ、グローバルカンパニーとしての価値を高めていくことをミッションの1つに掲げています。中でも私は、インドのリソース活用戦略を担当しており、本社の事業部や他の現地法人との最適なマッチングを通じた海外事業の拡大を担っています。

担当している案件の中には、5Gなど最先端の技術を扱う社運を賭けたプロジェクトもあります。全社横断で取り組んでいることもあり、関係者が社内の異なるビジネスユニット、現地法人のスタッフ、外部コンサルタントなど多岐に渡るため、丁寧な合意形成が求められています。責任は重大ですが、NECがグローバル市場で勝ち抜くためには、なんとしてもモノにしなければならないプロジェクトです。この成果は、きっと他の日本企業にとってのロールモデルにもなる。そして何より、世界中の人々の暮らしを支える生活インフラになる。そんなスケールの大きな仕事に携わっていることが、最大のやりがいです。

自らが変革の当事者へ。
新しいカルチャーをNECに根付かせたい。

再びNECの中に入ってみると、以前と比べ本当に大きく変わっていました。自分を含め、外の世界から来た人が、様々なポジションで活躍している。若手だけではなく、管理職も多く入社しているところをみると、会社の本気度が理解できます。私が所属している部署も同様です。もう、指示待ちの人なんてひとりもいません。みんな自ら考えて積極的動き、変化のスピードが非常に早いインドにならった「アジャイル」を実践しながら、仕事に取り組んでいます。

NECで働く魅力のひとつは、自分の意志と情熱さえあれば、変革の当事者になれるということ。歴史のある大企業に、自分たちがつくり上げた新しいカルチャーを根付かせることもできる。自分自身もその点に魅力を感じており、まだまだ外部との接点が少ない現状を変えようと取り組んでいます。例えば、有志の若手を対象にした異業種交流プログラムの立ち上げもそのひとつ。また、自らも手を挙げて社外の研修に参加し、積極的に多様な意見に触れる機会をつくるようにしています。NECのコミュニケーションをもっとオープンに。小さな取り組みを積み重ねていくことで、新しいNECのカルチャーを自ら生み出したいと思っています。

My favorite CoV

My favorite CoV

プロジェクトを完遂するために最も大切なこと。それは「パッション」をもってやり切ることだと思っています。たとえ、メンバーが専門性や知識を持っていたとしても、それだけではプロジェクトを成功へと導くことはできません。だからこそ「心は情熱的、自らやり遂げるように」という価値観を大切にしています。普段から、自分自身がリーダーとして行動で示せるよう意識しています。

CoV:「Code of Values」。NECグループ共通の一人ひとりの価値観・ふるまいを示した行動基準

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