外資系IT企業の営業から、新しいチャレンジを求めてキャリア入社したJumyeong K.。外資からNECへ飛び込んできてみての印象や、グローバルアライアンス職という新しいロールとしての挑戦について話します。
外資系企業からNECへ。多文化・多様な経験を活かして描くキャリアパス。

NECで活躍する社員の中には、さまざまなバックグラウンドや経験を持つ人材が多く存在しています。韓国出身のJumyeongもその一人です。彼女は高校時代に家族とともに来日し、日本の大学に進学。異国の地で学びを重ね、卒業後は日本でのキャリアをスタートさせました。
最初に入社したのは外資系IT企業で、お客様担当営業として最前線でキャリアをスタートさせました。グローバルな事業環境の中で、さまざまな国籍・企業文化を持つ顧客と接しながら、コミュニケーション力や問題解決力を培っていける環境でした。
その後のキャリアの転機は、別の外資系企業への転職でした。今度はコンサルティングサービスを手掛ける組織で、ソリューションスペシャリスト営業として活躍。営業としての経験値を積み重ねるとともに、異なる事業領域に身を置くことで、広い視野を養っていきました。
しかし、彼女の挑戦は止まることがありませんでした。営業職としての実績と自信を土台に、次は「まったく新しい役割にチャレンジしたい」と考えるようになりました。このタイミングでNECへの転職という選択肢と出会い、彼女は新たなステップへと踏み出しました。多様な事業分野を持ち、グローバル展開も進むNECのフィールドは、彼女がこれまで培ってきた多文化経験や柔軟な思考を最大限に発揮できる環境でした。
入社後、彼女はグローバルアライアンス組織でアライアンスマネージャーの職務に就き、様々な企業と戦略的な協業を支援する役割を担っています。職種も国籍も異なる人材が集うNECで、自分らしさを武器に協業や交渉を主導できる醍醐味を日々感じていると言います。これまで挑戦してきた営業経験、外資系で培ったグローバルな素養、そして自身の多文化的な視点──すべてがNECの現場で大いに生かされています。
グローバルアライアンスという新しい挑戦――チーム一丸となったプロジェクト事例。

NECでアライアンスマネージャーとして活躍するJumyeongは、入社から約1年半、グローバルアライアンス組織のなかで幅広い協業支援の業務に取り組んできました。NECは多様な事業領域を有し、世界的な企業との関係や連携も数多く存在しています。そのなかで、彼女が印象深いと語るプロジェクトは、赴任してわずか3ヶ月ほどで任されたアメリカの大手IT企業との新たな協業枠組みを検討・提案する案件でした。
このプロジェクトでは、プロジェクトマネージャーとして、社内のさまざまな組織や部門からメンバーを集め、1つの「チーム」としての機能を立ち上げることが求められました。異なる立場や利害関係を持つメンバーをまとめ上げ、全員が同じ目標を認識し、連携できる体制を築いていく。そのためには、必要な情報を的確に共有し、誰もが納得して前向きに動ける環境づくりに尽力することが不可欠でした。
加えて、アライアンスマネージャーとして重要な役割となるのが、NECと協業先双方にとってのメリットを見極め、互いの利害がWin-Winとなる交渉の支援です。Jumyeongは、両社の期待や意向をしっかり理解し、合意点を探し出して交渉戦略を考案。協業先の関係者と協力しながら、半年という非常にタイトなスケジュールに挑戦しました。プロジェクトの最終的なゴールは、CEO同士による本格的な合意形成でしたが、全員が一丸となって取り組んだ結果、無事に目標を達成することができました。
この経験を通じて、異なる組織やバックグラウンドを持つ人たちが理解し合い、新たな価値や可能性を生み出していく過程に強い充実感とやりがいをJumyeongは感じました。挑戦的な環境のなかで一歩踏み出し、チーム全体が一体となる瞬間を目の当たりにしたことで、アライアンスマネージャーという役割に対する自信にもつながりました。グローバルアライアンスの最前線で奮闘する彼女の姿は、NECの多様な人材が協働し、世界を舞台に新たな価値創造へ挑戦している現場のリアルを象徴しています。
NECだからこその働きやすさと、挑戦を後押ししてくれる成長環境。

NECで働く中で、Jumyeongが強く実感しているのは「挑戦しやすい環境」と「自分の成長を後押しする職場風土」です。NECは幅広い事業領域とグローバルなネットワークを持つ企業だからこそ、大手企業の役員と直接交渉できる機会や、重要なプロジェクトに関われるチャンスが豊富にあります。彼女自身、「NECのネームバリューは非常に大きく、仕事を進める上で本社の役員など権限を持った方にリーチしやすい」と語っています。これは他社ではなかなか得られない経験で、アライアンスにとって本質的な議論や速やかな意思決定を可能にしています。
また、NECの職場環境は「自分がやりたい」と手を挙げたことに対して、積極的にチャンスを与えてくれる自由な雰囲気があるといいます。アライアンスの経験がない状態から「挑戦したい」と希望すれば、チャレンジングなプロジェクトを任され、それを通じて自身も成長できる――そんな企業文化は彼女の大きな自信へとつながっています。さらに、仮にまた別のロールに挑戦したいと思った場合でも、NECなら全力でサポートしてくれるだろうという安心感も持てると話します。
転職組が多いこともNECならではの特徴です。Jumyeongが所属するグローバルアライアンス組織では、なんとメンバーの約6割が転職組。外資系出身の彼女は、入社前は「日本の大企業らしく硬い雰囲気なのではないか」「意見が言いにくいのでは」と心配していましたが、実際は全く違っていたといいます。部門内はもちろん、上司やその上の経営陣も、積極的な意見発信を歓迎するオープンな社風。誰もが遠慮せずに意見を言える環境が、よりよいチームづくりや新しい成長機会につながっています。
女性として働くうえでも、NECにはサポーティブな風土があります。彼女は入社直後、「話しやすい女性のバディをつけてほしい」と上司に相談。すぐに女性の先輩バディが人事の手配で決まり、転職後の悩みやライフイベントとの両立など、様々な点で相談できたと振り返ります。仕事をしながら「自分もいつかああいうふうに働きたい」と思えるロールモデルにも出会えたことが、働く上での安心や目標となっています。
自由に意見を言い合いながら、新しい挑戦と成長を後押ししてもらえる。NECならではの環境は、彼女にとって「自分らしく働き、自分らしく成長できる舞台」そのものです。
変革の中で自分らしさを発揮できるNECという職場。

NECは今、企業全体が大きく変革している最中であり、その動きは社員一人ひとりの働き方にも影響を与えています。Jumyeongが語るように、NECでは人事制度の見直しが進められ、個々のパフォーマンスをより適切に評価する仕組みや、社員のエンゲージメント向上のための多様な施策が導入されています。単なる制度変更にとどまらず、現場ではそのフィードバックが重視されており、社員の声をもとに組織の在り方そのものを刷新し続けているのです。
また、NECは外部から多様な人材を積極的に採用し、組織のダイバーシティを高めることで、新たなイノベーションを生んでいくことにも力を注いでいます。転職組の割合も高く、性別や国籍、これまでのキャリアが異なる社員同士が刺激し合うことで、新しい視点や発想を組織にもたらしています。これまでの日本企業のイメージを覆すような「意見の言いやすさ」や「自由な雰囲気」が現場にも定着しています。それぞれの社員が自身のキャリアや強みを活かし、組織全体の活性化やイノベーションに貢献できる土壌がしっかりと築かれているのはNECの大きな特色であり、Jumyeongも自身の経験を活かしつつ、職場の変化を受け止めながら、「自分らしさ」を発揮して会社やチームの成長にも貢献できることにやりがいを感じていると振り返ります。
またこうした変革の波を目の当たりにし、Jumyeong自身も単なる傍観者ではなく「変革の当事者」として、その推進役を担える場面が多いと実感しています。個々の意志やアイデアが歓迎され、新たな施策や仕組みづくりへ積極的に関与できる。そのプロセスを通じて、自分自身の価値観や働き方を職場で発揮しやすい環境が着実に整っていると感じています。
NECという舞台で、組織変革と個人の成長が重なり合いながら進んでいく現在。自分らしいキャリアを求める人にとって、変化の先頭に立ち、新しい働き方を創出できる土壌が、確かに存在しています。