NEC Orchestrating a brighter world
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【イベントレポート・2023.04.19開催】自分のやりたいことを実現できる場所──キャリア入社者2人に聞く転職の決断と新たな挑戦。

【イベントレポート・2023.04.19開催】自分のやりたいことを実現できる場所──キャリア入社者2人に聞く転職の決断と新たな挑戦。
Tomiaki T.

クロスインダストリービジネスユニット
スマートシティ事業部門 国内スマートシティシステム統括部
都市経営グループ プロフェッショナル

Tomiaki T.

大学卒業後、経済産業省へ入省。石油産業、環境(大気汚染、フロン対策等)、中小企業・震災対応のための税制措置、繊維・伝統工芸などの産業支援政策などを担当した。
その後、NECへ入社し、自治体へ向けた都市経営に関するコンサルティングやデジタルサービスの導入・実施に向けた企画と開発などに従事している。

Nodoka I.

デジタルプラットフォームビジネスユニット
共通SIサービス事業部門 プラットフォームSIサービス&EA統括部
DX複合SIグループ 担当

Nodoka I.

デジタルプラットフォームビジネスユニット
共通SIサービス事業部門 プラットフォームSIサービス&EA統括部
DX複合SIグループ 担当
大学卒業後、新卒でメーカー系商社へ入社。社内IT部門へ配属され、社内システムの内製開発を行った。その後、NECへ入社し、顧客のシステム開発やDX推進のプロジェクト管理に従事している。

※2023年4月イベント実施。記載内容・役職等は当時のものです

自分らしいキャリアを考えるきっかけとなるイベント「NECキャリアデザインカフェ」。今回は過去の実施回の中から、NECでキャリアチェンジを実現したTomiaki T.とNodoka I.の2人の、転職を決意した理由から入社後の変化まで、リアルな声をレポート形式で紹介します。18年務めた経済産業省からの転身、若手SEの決断など、それぞれの想いとNECでの新たな挑戦について語ります。

「もっと実現したい」という想いがキャリアチェンジの原動力に

──まずは、おふたりがキャリアチェンジを考えるきっかけとなったことについて教えてください。Tomiakiさんは経産省で18年近く勤務されていましたが、転職を考えたのはどのような理由からでしょうか?

Tomiaki T.:私は経産省時代に3年間ほど出向して、温泉街の再生プロジェクトに携わった経験がありました。そこで地方創生に関わる中で、「国の立場ではない形で地方創生に携わりたい」という思いが強くなったんです。

たとえば国は地方創生の計画を作りますが、それを実行するのは民間企業や地域の方々自身になります。私自身も実際にフィールドの中に入り込んで一緒にやっていく仕事がしたいと思ったんです。

──より実行に近い、実践する側に行きたかったということですね。民間への転職を考える中で、NECを選んだ理由は何だったのでしょうか?

Tomiaki T.:転職エージェントを利用して地方創生をテーマに探していたところ、NECから声をかけていただきました。実はお話をいただくまで、NECが地方創生に携わっていることを知らなくて。NECという名前はもちろん知っていましたが、「パソコンを作った会社」というイメージでした。

話を聞いてみると、私が思っていたような地域をよくしていく取り組みをしていて共感できたんです。「それなら、ぜひお願いします」という流れでした。民間企業で勤めたことがなかったため、行政から民間企業というまったく違う立場になることへ多少不安が伴いました。

しかし、仕事の内容が変わることへの恐怖心はなかったですね。というのも、経産省では部署が2年ごとに変わるので、石油、繊維、伝統工芸といったまったく異なる分野を担当するなど、そのたびに転職しているような気分で勉強し直してきたんです。

──ではNodokaさんは、キャリアチェンジをいつ頃考え始めたのですか?

Nodoka I.:私は2022年7月に転職しており、そのおよそ3カ月前からキャリアチェンジを考えるようになりました。ちょうど社会人2年目になって、少し考える余裕ができた頃からです。

前職では社内SEとして働いていたので、作るものが社内システムで、自分の仕事が社会にどう貢献しているのか見えづらかったんです。自分が作ったシステムが動くという達成感はありましたが、「これがお客さまのシステムだったらもっとやりがいが出るんじゃないか」「もっと大きなことにチャレンジしたい」と思い始めたのがきっかけです。

──前職では社内の仕事が中心だったというのが考えるきっかけになったのですね。NECに決めた理由は何ですか?

Nodoka I.:私も転職エージェントからの紹介でNECを知りました。「社会に貢献できるシステムを作りたい」という思いがあり、NECについて調べてみると、多様な技術とさまざまなソリューションを持ち、すでに社会貢献をしている企業だとわかりました。とくに官公庁や自治体向けのシステムは、より直接的に自分の作ったものが社会貢献につながると思い、NECを第一候補にしました。

一方で転職には迷いもありました。周りからも「まだ2年しか勤めていないのに転職を考えるのは早すぎるのでは」という声をもらうことがよくありました。でも、私は2年しか働いていないことも強みだと思いました。社会人歴が浅いからこそ、学ぶチャンスがまだたくさんあると考えたんです。

前職の社内SEの部門は規模が小さく、勉強の機会や技術力を高める環境が限られていました。「社会貢献できるシステムを作るには自分の技術力も上げないといけない」と思った時、早めに技術を専門とする企業に転職することで、自分のなりたい姿に近づけると考えて決断しました。

公務員として働いてきた経験をフルに活用。初めての民間企業経験で気づいたこと

──実際にNECに入社されて、現在はどのようなお仕事をされているのか、もう少し詳しく教えてください。Tomiakiさんからお願いします。

Tomiaki T.:私はクロスインダストリービジネスユニットで、地方創生に向けて自治体の方々と一緒に地域をどうよくしていくかを考えています。大きな意味ではコンサルティングで、将来的にデジタルをどう導入して町の価値を上げていくか、そのために必要なサービス導入のサポートなどをしています。

仕事をしていて、前職の経験が活かされる瞬間は多々あります。たとえば、さまざまな自治体の方々とお話しする際、「実は以前公務員をしていまして」と伝えると、すぐに共感を得られることが多いんです。

また、私は公務員時代からいつも「逆の立場で物事を考える」ことを心がけていました。行政にいた時は民間の立場を、今は逆に行政の立場を想像します。実際に行政と民間企業の両方を経験しているので、行政の方々がどんな思いで私たちNECと話をしているのか、どんなニーズがあるのかが理解できます。これはキャリアチェンジをしたからこそ活かせる財産だと思っています。

──公務員と民間企業では仕事の進め方など、違いを感じることもあるのではないですか?

Tomiaki T.:公務員から民間企業への転職は、民間同士の転職とは少し違うと思います。公務員は日本全体や地域をよくすることが仕事ですが、民間企業では地方創生や貢献をしながらも「稼がなければならない」という側面もあります。実際に身を置いてみて、民間企業の方々が思った以上に大変な仕事をしているんだなと感じています。

またNECに入ってとくに驚いたのは、社内システムの多さですね。評価の仕組みや勤務の仕組みなど多様なシステムがあり、テクノロジー企業らしいのですが、慣れないので周りに聞きながら仕事をしている状況です。

役所でもシステムは使っていましたが、アナログな部分も多く管理が比較的簡単でした。NECのような大企業になると、組織を維持するために必要なシステムが相当あるんだなと実感しています。ただ、すべて効率化のためだと理解していますし、最初はわからなくても周りの助けを借りながら徐々に慣れています。

──周りの方々のサポートは充実していますか?

Tomiaki T.:非常に充実しています。入社した頃はまだコロナ禍でしたが、チームメンバーが「今日はTomiakiと会う日だから出社しよう」と言って、少人数でも会える環境を作ってくれました。そのおかげで、システムの使い方なども直接相談できましたし、チームとしての一体感も生まれました。

チームメンバーがみんな明るく、年齢やバックグラウンドに関係なく言いたいことを言い合える関係性なので、風通しのよさがあります。入社当初、私自身は中途採用ということもあり、実は「よそ者」感覚を持っていました。しかし実際には、チームメンバーが「一緒にチームを作り上げよう」という雰囲気で迎えてくれて、本当によい会社に入れたなと思っています。

また、お客さまと話すのも楽しみの1つです。先日ある自治体を訪問した際、「そんな風に言ってくれるのはNECの君だけだよ」と言われたことがあり、自分が大切にしている地方創生への思いが伝わったと実感できました。これからさらに地域の人たちに喜んでもらえるよう頑張りたいと思っています。

お客さまのために働ける喜び。社会人4年目SEが語るNECの魅力とは

──ではNodokaさんも、NECでの現在のお仕事について教えてください。

Nodoka I.:私は官公庁向けの大規模システム開発の新規プロジェクトでSEとして働いています。統括リーダーのような役割をいただき、お客さまとの調整や内部のスケジュール管理など、さまざまな調整業務を担当しています。

前職と同じSE職ですが、考えるべきステークホルダーの多さと責任の重さの点でこれまでとは違ったプレッシャーを感じています。前職では社内SEとして、他社に仕事をお願いすることが多かったんです。

一方で今はお客さまがいて、自分の後ろにはチームメンバーがいる状況で、これまで以上に考えることが本当に多いと感じます。内部スケジュールやお客さまのニーズなど、幅広い要素を考慮する必要があり、頭がいっぱいになる日々です。

ただ、それが今とても楽しいとも感じています。内部と外部の両方を管理する調整がうまくいった時、「ちゃんと仕事ができている」という充実感があります。

──ギャップを埋めるために何か工夫されていることはありますか?

Nodoka I.:私はまだ社会人4年目で、できることは限られます。そのため、同じ部署の先輩によく相談したり、先輩からほかの専門家を紹介してもらったりしてできることを増やしている途中です。チームのメンバーはとにかく優しくて尊敬できる方が多く、日々勉強になっています。

リーダーという責任ある立場での判断に迷うことがありますが、「尊敬する先輩ならどう判断するだろう」と考えて進めるようにしています。まだ自分の判断が十分ではないと感じるので、経験を積んで尊敬できる人たちに近づけるよう、これからも努力していきたいですね。

また、部内では資格取得のサポートも充実しており、新しい技術が出てきた時に「この研修を受けていいよ」「この資格を取っていいよ」と後押ししてくれるので、積極的に活用しています。資格取得には費用もかかりますが、そのサポートをしてもらえたり、参考書も買ってよいと言ってもらえたりするのはとてもありがたいです。

──理想とするSEのロールモデルが社内にたくさんいるというのは心強いですね。キャリアチェンジしてよかったと思う瞬間はどんな時ですか?

Nodoka I.:まだ転職して1年ほどで、自分が作ったシステムが世に出るまでには至っていないので、大きなやりがいを感じるのはこれからだと思います。

でも日々の仕事の中で、お客さまやチームメンバーから「うまく調整してくれてありがとう」と言われた時に「この仕事を続ければ、いずれ自分の作ったものが社会貢献できるんだ」と実感します。今はその大きなやりがいに向けた土台づくりをしていると考えています。

NECで生かされる前職での経験。転職者ならではの強みを活かして

──キャリアチェンジに対して家族や周囲からの反対はありましたか?

Tomiaki T.:私は家族、とくに妻から応援されて転職しました。前職での経験や「こういうことがやりたい」という話を日頃からしていたので、「だったら転職しちゃえば」と後押しされたんです。他の方々からは「本当にやめてもいいの?」と言われましたが、やりたいことをしっかり話したら皆さん理解してくれました。

Nodoka I.:私は「まだ転職するには早いんじゃないか」「社会人は3年経ってから転職するものだ」という声をよく聞きました。でも、「もっと自分の力をつけたい」「仕事にやりがいを感じられるようになりたい」といった前向きな理由を伝えると、「それがNodokaさんのプラスになるなら応援するよ」と言ってくれる人がほとんどでした。

──前職での経験はどのような場面で活きていると感じますか?

Tomiaki T.:前述の通り前職が公務員だったので、今のお客さまである自治体の方々の立場や考えていることが想像しやすいです。自治体の方々が民間企業に求めていることや、どう応えればよいかがわかりやすく、それが今の仕事に直接活きています。

また、チームメンバーに公務員としての経験を共有することで、皆の役に立っていると実感しています。

Nodoka I.:転職ならではの価値観を提供できる点が、前職の経験を活かせていると感じる部分です。前職は比較的新しい会社で、チャレンジングな開発をしていました。

たとえば中国の会社とのオフショア開発やUXを意識したデザインなど、NECではまだ定着していない取り組みを経験していたんです。前職での経験を活かし、「こういう解決策もありますよ」と提案すると「そういう観点もあるんだね」と受け入れてもらえることが多いです。

転職後のワークライフバランスの変化とキャリアチェンジに対する想い

──キャリアチェンジしたことで働き方やワークライフバランスに変化はありましたか?

Tomiaki T.:かなり変わりました。NECではリモートワークを含め、かなり柔軟な働き方ができ、職場で仕事をするか家で仕事をするかという環境も変わりました。採用面接の時から驚いたくらいです。

加えて前職は残業が多かったのですが、それも減り、平日の夜や週末に自由な時間が増えるなど、かなり働き方に変化がありました。仕事と生活の両方が充実し、チームワークを大切にしながら自由にバランスを取れる環境になったと感じています。

Nodoka I.:私もワークライフバランスは変わりました。前職はフルリモートの会社で、2020年4月に社会人になったのでコロナ禍での経験しかなく、出社という経験がありませんでした。NECでは出社もリモートも選択できますが、私はわからないことも多いのでなるべく出社するように心がけています。

出社することで時間は減るかと思いましたが、逆に仕事終わりに食事に行ったり、趣味の野球観戦に行ったりできるようになり、家に閉じこもっていた時よりもメリハリがつきました。プライベートと仕事の時間がくっきり分かれて、プライベートも充実するようになりました。

──最後に、キャリアチェンジを考えている方々へメッセージをお願いします。

Tomiaki T.:私は18年弱1つの職場にいて、40代を過ぎての転職だったので、なかなか思い切ったチャレンジでした。でも転職そのものは怖いものではありません。やりたいことを見つけてそれを実現していくことが今の時代に求められていますし、NECでもそれを大切にしていると思います。

あまり怖がらずにチャレンジすることもよいと思いますので、選択肢の1つとして私たちと一緒に働くことを考えていただければうれしいです。いつか「あの時の座談会を見ました」と言ってくださる方と一緒に働ける日を楽しみにしています。

Nodoka I.:転職は人生の中でも大きな決断の1つですし、私も転職するときは悩みました。でも、人生一度きりなので、自分のやりたいことはなるべく早く叶えた方がいいと思います。

チャレンジしないと、本当にやりたいことができるかどうかわかりません。ぜひ一度、チャレンジの一歩を踏み出してみてください。そのときNECが選択肢の1つになればうれしいです。お待ちしています。

──おふたりともすてきなお話ありがとうございました。

NECでは、年間約600名がキャリア入社しています。働く場所や時間を自分でデザインできる環境、伸ばしたいスキルを学べる研修など、皆さまが思い描くキャリアをサポートできる体制を整えています。まずはぜひ、キャリア採用情報をご確認ください。

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