NECのトランスポート・サービスソリューション事業部門では、交通、モビリティ、物流、トレード・サービス領域で人々やモノの流れをより良く変えるITサービスを提供しています。同部門新卒入社のRyo H.、Yuka O.、Kotoe K.が、若手の挑戦を支える環境の魅力や仕事のやりがいを語ります。
コミュニケーションが取りやすい環境で、周囲に支えられながら経験を積んでいく

国内外の幅広い業種の企業へITサービスを提供することをミッションとしたエンタープライズビジネスユニット。3人はその中にあるトランスポート・サービスソリューション事業部門に所属し、それぞれ異なる統括部で活躍しています。
Ryo H.:私が所属しているのは、人やモノの移動に関する事業開発を行うスマートILM(Intelligent Logistics & Mobility)統括部です。私は現在入社3年目で、業務としては複数業界を対象にした共同輸配送プラットフォーム(※)のサービス開発を担当しています。物流データを活用して企業のマッチングを図り、リソースをシェアすることで輸配送の効率化を図ることが目的です。
統括部の雰囲気はとてもオープンで、年齢や役職に関係なくフラットに意見を言える環境があります。実際、入社2年目に自ら企画書を書いて提案を行ったことがあったのですが、上長の承認を得て実現することができました。また部内で若手向け交流会を実施するなど、若手同士のコミュニケーションも活発です。
Yuka O.:私はトレード・サービスソリューション統括部に所属して2年目となります。総合商社様に対してNECのソリューションをご提案し、新規市場の開拓や社会課題の解決に取り組むことが私たちのミッションです。統括部内には公営競技やエネルギーなど5つのグループがあり、その中で私は営業として、総合商社様やそのグループ会社の食品卸様や石油卸様など幅広い業種のお客様を担当しています。
グループは分かれていますが、組織を越えて相談や意見交換ができる和気あいあいとした雰囲気があります。また仕事に集中し、終業後には懇親の時間を楽しむなど、オンとオフが明確で組織の壁がないことも魅力だと感じます。
Kotoe K.:私は物流や卸売業界をお客様とするロジスティクスソリューション統括部に所属しています。6つあるグループのうち、お客様の課題に応じたソリューションをご提案するのが私たちの役割です。具体的には、倉庫内業務や配送ルートの最適化、関税計算ソリューションのご提案などを通じ、業務効率化や価値創造をご支援しています。
私は入社1年目で配属からまだ約3カ月のため、先輩方と一緒にお客様を訪問しながら営業としての経験を積んでいます。グループに関係なく気軽に声をかけ合う雰囲気があり、質問すると手を止めて丁寧に指導してもらえるので、とても相談がしやすいと感じます。
若手社員として日々新たな経験を積んでいる3人。仕事をする中でそれぞれが大切にしていることがあります。
Ryo H.:私が大切にしているのは、困難に直面したときに、どうすれば解決できるかを考え続けることです。事業開発を進めていく過程では、法令や社内手続きの問題などさまざまな壁にぶつかります。それをどう乗り越えるかを考え抜き、打開策を見つける姿勢が大切だと感じています。
まず自分で考えるのはもちろんですが、それだけでは十分ではありません。NECには幅広い領域において専門的な知見をもつ人材が多数いるので、そうした仲間の力を借りながら課題に取り組むようにしています。
Yuka O.:私が大切にしているのは、ワンチームで挑むことです。提案活動を行う際、自分の考えや尺度にとらわれてしまうことが往々にしてあります。NECだけでなくグループ会社も含めてさまざまなメンバーと連携し、多様な視点を取り入れることが重要だと感じます。
それを実践している取り組みの一つが、私のチームで週に一度行っている「棚卸会議」です。自分が担当している案件の進捗を全員で確認し合い、アドバイスをもらうことで、提案のブラッシュアップにつなげています。
Kotoe K.:私は自分事化することを常に意識しています。学生時代のように、指示されたことをクリアするだけでは仕事は成立しません。お客様の課題をどう解決するかを、自分の責任として考えなければならないと心に留めています。
また、営業として初動を早くし、期日を守ることも大事にしている点です。お客様の関心が冷めないうちに迅速にアプローチし、商談へとつなげること。そうしたことを先輩方の姿に学びながら、日々実践を重ねています。
※ 詳細は下記をご確認ください。
NEC、「共同輸配送プラットフォーム」を活用した業種・業界の垣根を越えた共同輸配送によるサプライチェーンの構築を開始
やりたい仕事に挑戦できる環境と、共に働く「人」を重視して選んだNEC

2022年に入社したRyo。学生時代は商学部に所属し、就職活動の際には2つの軸で企業を選択していたと振り返ります。
Ryo H.:仕組みづくりを通じて人や組織の成長に貢献できること、一緒に働きたいと思える人たちがいること。その2つが重視した点です。私がOBを訪問した際、皆さんが自分の仕事をとても楽しそうに語ってくれたのが印象的でした。そんなふうに仕事に情熱を持つ仲間と共に働きたいと強く感じ、NECへの入社を決めました。
学生時代に経済学部で学んだYukaは、2023年にNECへ入社。インターンシップに参加したことが、入社の決め手となりました。
Yuka O.:私もRyoさんと同じで働く人の雰囲気と、もう一つは若手でも挑戦できる環境があることを重視して企業を選んでいました。その中でNECのインターンシップに参加した際に印象的だったのが、学生の意見を尊重し、良いアイデアはすぐに取り入れてくれたことです。若手が伸び伸びと活躍できる環境があると感じ、入社を決めました。
2024年に文芸学部を卒業し、NECへ入社したKotoe。「新しい当たり前をつくること」「物流企業のIT化に携わること」を就職活動の軸にしていたと話します。
Kotoe K.:NECの説明会に参加した際、IT企業として世界に挑戦する姿勢があり、自分がやりたいことが実現できると感じました。最終的な入社の決め手は、面接で今の自分だけでなく未来の可能性も見てくれ、内々定後にも親身に相談に乗ってくださったことです。また多様なフィールドがあり、入社後に新たな挑戦ができる点にも惹かれました。
それぞれ違う年次に新卒入社し、トランスポート・サービスソリューション事業部門に配属された3人。実際に働いてから感じたNECの社風をこう語ります。
Ryo H.:私はもともと営業職として入社したのですが、配属先を決める際に自分がよりやりたいことが実現できる部署があることがわかり、配属面談時に希望を伝え、現在の事業開発を担当することができました。職種転換も可能で、社歴に関係なく新しい企画を提案できるなど、若手が挑戦できる機会が期待以上に多いと感じます。
また研修制度が充実していることも大きな魅力です。数多あるラインナップの中から自分が興味のある研修を受けることができ、上司からも業務に役立つ研修を提案してもらえるなど、社員の成長に対する会社の支援がとても手厚いと感じます。
Yuka O.:私が入社して印象的だったのは、先輩方のフォローアップ体制です。ITの知識がほぼない状態で入社したため、新しい分野への挑戦に最初は不安がありました。でも自分1人で挑戦するのではなく、何かあれば必ず先輩方にサポートしてもらえるという絶対的な安心感があるため、恐れずにチャレンジすることができています。
また私の統括部では、若手社員が異なるグループの管理職と1on1で会話できる「クロスコミュニケーション」という機会があります。直属の上司はもちろん、第三者の視点からも仕事のアドバイスをいただくことができ、キャリアパスが描きやすいと感じます。
Kotoe K.:入社して実際の仕事に触れたり、別のビジネスユニットの同期と話したりする中で思うのは、想像以上にNECの事業領域が広いということです。同期は全体で600人ほどいるのですが、部署が違うと接点があまりないかもしれないと当初は心配していました。でも研修で触れ合う機会が多く、一緒に旅行するほど仲の良い同期にも恵まれました。
社員間の交流は同期にとどまらず、役職を越えて行われています。私が参加したリバースメンタリングの研修では、統括部長より上位の役職者とチームを組み、課題解決のアイデアについてざっくばらんに話し合いました。社歴に関係なく自分の意見やアイデアを言える環境があることが、若手の成長を促していると感じます。
新人として挑戦した先にある成長──ステップアップを経て実感した確かなやりがい

NECの一員として、トランスポート・サービスソリューション事業部門で経験を積んでいる3人。それぞれ新たな挑戦を通じ、成長を実感しています。
Ryo H.:私にとっての挑戦は、昨年度から1年にわたり実施した共同輸配送プラットフォームの運用実証です。まず、このプロジェクトに参加してくださる企業を集めるところからスタートしました。その中で大変だったのは、アプローチする企業ごとに課題や共同輸配送への理解度が異なっていたことです。
そこで当初用意していた提案内容を、課題やニーズに合わせて変更しました。さらにそれをパターン化することで、提案の質と量を追求。その結果、最終的に参加企業を10社まで拡大することに成功しました。自分たちが提案したいことにこだわらず、お客様に応じて柔軟に対応する姿勢が大事だと学んだ経験です。
Yuka O.:私が成長につながったと感じるのは、初受注の際の経験です。内容は、お客様が用意された提案依頼書を基に提案する案件だったのですが、依頼書の中で副次的な要素だと考えていたものが、お客様にとっては非常に重要だったということを提案後に知るというミスをしてしまいました。
そこで私は事前確認が不足していたことをお詫びし、早期に別案を提出するので再提案させていただきたいと伝えました。再提案に際しては先輩や他の部署の仲間にも相談しながら別案をまとめた結果、初受注を達成。まさに私が大切にしているワンチームで挑むこと、そして自分の尺度にとらわれず、多様な視点で考えることの重要性を実感した経験でした。
Kotoe K.:私はセキュリティ商材を提案した経験が印象に残っています。NECには膨大な数の商材があるため、まずお客様の課題に最適な商材を選定するのに苦戦しました。そこで上司に相談して商材を選定し、練習を重ねて説明を実施。先輩からは「うまく話せていたから、次は議事録が取れたらさらに良い」と言われ、次に活かせる学びを得ました。
また、展示会に出展した際に説明員を担当したことも良い経験となりました。当初は先輩の補助をする予定だったのですが、想定以上のお客様が来場されたため、一人で対応しなければならない状況になったのです。緊張しましたが、新人であっても責任を持って堂々と対応すれば、お客様は対等に話してくださるのだと学びました。
挑戦を通じて得られた、新たな学びや気づき。NECでの成長を通じ、3人は確かなやりがいを感じています。
Ryo H.:私は、プロジェクトの前進を体感することがやりがいです。入社1年目から携わってきた事業開発が進行するとともに、業務が日々変わっていくのはとても刺激的です。当初は企画構想段階だったところから、実証環境の構築に進み、実際の運用に向けて規約を作成するなど、幅広い経験をさせてもらっています。企画が着実に形になっていくこと、その過程で絶えず新しい業務に挑戦できること。そこに醍醐味を感じています。
Yuka O.:私は入社2年目になり、自分に任せていただける案件が増えたことがやりがいです。1年目は先輩に同行し、議事録を取るなど補助業務をしながら仕事を覚えることに精いっぱいでした。しかし今は、先輩に支えていただきながらも自分でスケジュールを立てたり、ヒアリングしたりといったことができるようになりました。自分1人で対応できる範囲が広がり、少しずつですが確かな成長を実感しています。
Kotoe K.:私がやりがいを感じるのは2つあり、1つは自分にできることを精いっぱいやれば、誰かが必ず評価してくれることです。展示会で説明員を担当したときには、統括部長がその様子を見ていて褒めてくれました。もう1つはお客様のかゆいところに手が届く提案ができそうだと感じたときです。自分がやりたい仕事ができているという実感が、モチベーションにつながっています。
経験を積み、次のキャリアステージをめざして。これからも新たなチャレンジを

若手が活躍できる環境を活かし、ステップアップを重ねている3人。それぞれの目標に向かい、今後も挑戦を続けていきます。
Ryo H.:まずは現在担当している共同輸配送プラットフォームのプロジェクトを遂行することが目標です。その上で、自分が一から企画を考案し、それを事業化することに挑戦したいと考えています。そのためにも注力していきたいのが、自分の圧倒的な強みが何なのかを見つけることです。
前述のプロジェクトが無事に完了すれば、事業化までの一連の知見は持てることになります。しかし、まだ自分の圧倒的な強みを確立できていないのが正直なところです。上司からは、課題の解決策を考えるのが得意である一方、課題が何なのか、最初の論点を設定する力を磨けるとさらに良いと言われているので、そこを意識していきたいと思います。
Yuka O.:自分で進行できるプロジェクトが増えてきたので、さらにその数を増やしていくことが目標です。私が担当している仕事はトライアンドエラーが多く、お客様に紹介させていただいた時点でお断りされてしまうことも少なくありません。だからこそ、お客様の潜在的なニーズを引き出し、そこに刺さる提案ができるようになりたいと思います。
お客様は基本的に管理職クラスの方のため、私のような若手の提案を受け入れていただくにはやはりハードルが高くなります。そこをクリアするには、商談以外でも定期的にコミュニケーションを取り、信頼を獲得することが重要だと考えております。若手であっても、人対人として関係構築ができるような存在になりたいです。
Kotoe K.:当面の目標は、私が担当営業であるとお客様に認識していただくことです。現状では、私ではなく先輩にお問い合わせいただく機会が多いので、真っ先に私を頼っていただける存在になることをめざしています。そのためにも自ら積極的に行動してアポイントメントを獲得し、お客様との接点を増やしていきたいと考えています。
私の周りにはお客様との距離を縮めるのがうまく、ロールモデルとなる先輩方がたくさんいるので、優れた営業スタイルを見習いながらスキルを磨いていきたいです。そしていつか、バイネームで相談される営業として成長し、物流業界をより良くするために貢献していきたいと思います。
次のステージへと向かい、歩みを進めていく3人。これから共にNECの未来を担うことになる新たな仲間へ、メッセージを送ります。
Ryo H.:当社で活躍できるのは、変化を楽しめる人だと思います。NECは今まさに変革の過渡期で、ビジネスの内容だけでなく社内制度もどんどん進化している状況です。こうした変化を前向きに楽しみ、柔軟に対応できる人材が必要だと思います。また、多様な仲間と協力して仕事を進めるため、他者の意見を聞く受容性や柔軟性があることも大切だと感じます。
Yuka O.:NECには幅広い商材があり、さまざまなキャリアを積める可能性が広がっています。この環境を最大限に活かすには、新しいことにも積極的に挑戦したいという強い意欲や好奇心を持っている方が理想的です。そして私のような営業職の場合は、目上の方とも堂々と折衝できるタフな姿勢があることも重要だと思います。今回のインタビューが1人でも多くの方のエントリーのきっかけになってくれたら嬉しいです。
Kotoe K.:私の周りで活躍している仲間の共通点は、ビジョンが明確で、何事もまず挑戦してみようという想いを持っていることです。NECは事業領域がとても広く、自分がやりたいことが実現できるフィールドが無限に広がっている会社です。成長し続けるNECで、これから加わる仲間と共に物流の新しい当たり前をつくることを楽しみにしています。
※ 記載内容は2024年10月時点のものです