ITエンジニアとして高いスキルを携え、2023年2月にNECにキャリア入社したHiroyuki I.。国土交通ソリューション統括部で、官公庁向けシステム開発の進捗管理や、アプリケーション開発に関わっています。マネジメント経験も豊かなスペシャリストが、新天地で実感する「働きがい」を語ります。
車検システムの開発プロジェクト全体を取りまとめ、アプリケーション開発にも貢献。

私は、全国の車検場で使われる自動車車検システムの開発にあたって、プロジェクト全体を管理し、取りまとめる立場にあります。排気ガスやヘッドライト、スピードなどの各検査を経て、最終的な判定に至るまで、一連の車検業務を行うシステムのことです。
具体的には、プロジェクトの進捗や品質を管理するのが仕事です。週1回、開発チームと打ち合わせをして作業の進み具合を確認し、課題があるようでしたら解決策を話し合います。お客様とも週1回、定例会に臨みます。その席上で進捗を説明するための資料作りも大切な業務のひとつです。
管理業務ならではの苦労もあります。開発チームが進める作業について、実態をきちんと把握した上で、スケジュールに無理はないかを確認するなど、細かく目配りをする必要があります。
たとえばある機能について、いつまでに設計やレビューをして、お客様にお示しして、また修正する、という一連の作業があるとします。管理側としてはそれらの期日、流れなどを整理し、全体的に見渡した上で、矛盾が起きてないか、特定の人に負荷がかかりすぎていないかなどをチェックしています。問題があれば担当者に伝え、改善に努めます。第三者的な、冷静な視点が求められる仕事だと思っています。
一方で、ITエンジニアとしての経験を生かしてアプリケーションの開発チームと協力し、技術面でも課題解決に努めています。ソースコード解析による問題の特定や、改善策の提案などを通じて、品質の向上に貢献できればと考えています。
現在はリモートワークが中心ですが、「仲間」のような同僚たちに囲まれ、充実した毎日を過ごしています。組織の規模が大きいからか、前職時代よりも相談できる人、助けてくれる人が多いように思います。同僚たちからは総じて、人柄の良さが感じられますね。そこはNEC に入社してよかったと思う部分です。
システム開発を重ねた前職を経て、NECへ。「一次請けに挑戦してキャリアアップを」。

NECに入社するまでに勤務した3社は、いずれもソフトウェア・情報処理会社でした。中でも自分が成長したと感じる職場は、官公庁向けのシステム開発に多く携わった2社目です。
大規模データを取り扱う地震系の監視システムなどの開発を進め、基盤ソフトとして官公庁に導入しました。たとえば緊急地震速報システムの開発では、日本全国に設置された地震計から配信される地震波形を受信し、データとして蓄える部分を担当。また、地震や津波などの多くのサブシステムに共通して適用するシステム基盤ソフトの開発にも力を注ぎました。
この会社ではプログラミングのスキルを身につけた一方で、最終的には部長職に就き、マネジメント能力も備えられたと思っています。管理職として学んだのは、会社の経営に結びつくような考えをしっかりと持っておかなければならないということです。社長ら上層部とそのあたりのベクトルを合わせておくことで、初めて部下にも説得力のある助言や説明ができると感じました。
3社目では、医療機関の電子カルテシステムの開発に従事しました。プロジェクトマネージャーとして製品の企画・立案から開発全般にまで携わり、自分の経験値を高めました。NECとのご縁をいただいたのは、このころです。
NECのような一次請けの企業ではお客様と直接やり取りをさせていただきますので、仕様の調整や報告の仕方など、あらゆる面で気遣いが求められます。そのようなプレッシャーがかかる仕事ではありますが、私は過去に経験のなかった一次請けにも足を踏み入れ、キャリアアップを図ろうと新天地での挑戦を決意しました。
日々働く上で、胸に刻んでいるモットーがあります。私には妻と2人の子どもがいますが、「家族に誇れるような仕事をする」ということです。以前、地震や火山の監視システムの開発に関わっていたことにも通じるのですが、今でも「人を守る」「人のために」という思いを大切にして、業務に邁進しています。
「わが子に胸を張って伝えられる」。社会への影響が大きい官公庁向けの仕事に充実感。

NECの一員となって1年足らずですが、「うれしい瞬間」に出会うこともたびたびあります。ひとつは、自動車車検システムに絡み、アプリケーションの開発に携わった時のことです。
私が入社後にそのプロジェクトに加わった際には、もう大詰めを迎えているような段階でした。ただ、アプリケーションにバグがあり、それを解決しなければならなくなったのです。私は管理チームに所属していましたが、前職の経験を生かしてなんとか貢献できないかと考えました。そして、協力会社と共に知恵を出し合った末、無事に解決することができたのです。これまでに蓄えた専門的な知識が役に立って本当によかったと、喜びをかみしめた瞬間でした。
また、実際にシステムが稼働し始めた時にも、大きな手応えを感じます。その日を迎えるまでにはバグなどさまざまな困難が付きものなのですが、お客様からのご要望にも応じつつ、期日に間に合ってシステムが動き始めた瞬間には「やっと始められた」とほっとします。ただ、安心するのも、つかの間です。稼働はあくまでスタートライン。再び気を引き締めて、仕事に向き合います。
NECは、官公庁向けの仕事に多く取り組んでいます。それは、社会のたくさんの人たちの生活に直結するということを意味します。車検システムもそのひとつです。毎日、各地で行われている車検業務が仮に一斉にストップしたとなると、社会的にかなりの影響が出てしまうのです。
世の中に与える影響が大きい仕事は、責任が重くて大変ではありますが、同時にやりがいも日々感じています。自分の子どもたちに「お父さんはこういう仕事に関わったんだよ」と胸を張って伝えられるような仕事ができるのが、NECならではの魅力だと実感しています。
スペシャリストか、組織マネジメントの道か。尊敬する上司の背中を追い、模索と挑戦を。

今後自分がどのような道をめざすべきかについては、正直なところ、まだ迷っています。前職で関わっていた組織マネジメントに取り組みたい気持ちがある一方で、ITエンジニアとしてひとつの道を究めることにも心惹かれています。
仮にITエンジニアとして自らを磨く道を選んだ場合は、時代の変遷によって新たな技術が次々と生まれてくるので、それに乗り遅れずに新分野でも力を発揮できる存在になりたいです。私がこれまで携わってきたアプリケーション開発は、日本のスポーツ界でたとえるなら王道の野球なのかもしれません。しかしそこにとどまらず、他の分野でも知見を積み上げることで、自分にとってのさらなる「武器」を備えられるのではと感じています。
社内には、お手本にしたい人がいます。部長級の社員なのですが、組織マネジメントの面ではもちろん、ひとりのシステムエンジニアとして尊敬しています。新しい仕事に対していつも積極的に挑み、道を切り開こうとしているのです。このような人が身近にいることも、当社に入社してよかったと実感する部分です。
私はNECに入ってまだ日が浅いですが、この先経験を重ねていく中で、自分のどの部分ならこの会社により生かせるのかを、じっくりと見定めていきたいと思っています。
今、転職を考えている方々に伝えたいメッセージがあります。企業ブランドについてはいったん横に置いた上で、真に自身がしたいことは何なのかを見つめ直すことが大事なように思います。「やりたいことをやる」。それが一番です。でないと、仕事で壁にぶつかった時には、とてもしんどく感じてしまうのではないでしょうか。
人生は一度きり。やりたいことがあるのなら、ぜひ挑戦してみてください。皆さんが後悔のない決断を下し、仕事にプライベートにと、いきいきと過ごす毎日が訪れることを祈っています。
※ 記載内容は2023年12月時点のものです